ハワイイ島紀行 8/28 その1


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この日は、ヒロからコナへ移動の一日だった。午前中、ヒロで到着が一日遅れたクルーと、何はともあれ無事に合流することができた。
 
 ヒロから、そのまま一路北上。ハワイイ島の南東部の沿岸部より少し内陸をひた走る。光景としては、丘の上から真っ青な海を遠くに見下ろすように。
鬱蒼とした緑を抜ける、川筋にかかる幾多もの橋を次々に渡る。
 
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 火山の島々であるハワイイ諸島は、島の東側は雨が多く緑が多いのに対して、島の反対の西側は、ドライで陸地は茶色の荒涼とした風景が広がる。貿易風と呼ばれる東風が年間を通じて吹き付ける為に、山にぶつかった風により雲が生まれて降雨があるのだ。

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 やがてハイウェイは、沿岸から離れて内陸へと向かい、草原で牧畜を行っている風景などを楽しんでいるうちにワイメアへ。光景が、月面のように荒涼としてきたところで、誰かが「アポロの月面着陸の映像はここで撮ったのでは・・・」と。
 
 ヒロを発ってから2時間半ほどでカイルア=コナへ。レース会場の拠点となるキングカメハメハ・ホテルに向かうと、すでに無数のOC6(6人乗りアウトリガーカヌー)が小さいな入り江の中に所狭しと並んでいる。それらのカヌーの合間には、何にもの人が入りリギング(アウトリガーをロープで締め合わせる作業)を行っている。そこでデュークさんと合流した僕らは、早速リギングの作業に入る。レジストレーションもすませたいところだが、問題がひとつあった。男子のチームは人数がいるもの、女子チームは今回5人でしか組めなかったのだ。したがって1人をこちらで探さなくてはならなかった。果たしていい出会いはあるのだろうか?