Madarao Forest Trails 50km

いよいよ第2回目を迎えた
Madarao Forest Trails 50km race day

早朝4時窓の外を覗くと
空はまだ暗いが雨は降る気配無し
スタッフは会場に4:30集合で
全国から集まっていただいたボランティアスタッフ、学生スタッフも含め
斑尾高原スタッフと全員で各自の仕事と役割の最終確認
レース本番を安全かつ迅速なトラブル対応
そしてこのレースを思い切り楽しんでもらえるよう
みんなで頑張ろうと誓った

5時より朝食
早い選手は4時半過ぎから会場入りしていた
パンとおにぎり、バナナに飲み物
足りなかった方、大変申し訳ありませんでした
メニュー内容は事前に告知していたので
足りないと思われる方は各自で持参くださいとの内容を
来期は事前案内にて大きくお伝えします

6:30いよいよ50kmのレーススタート
15分前よりゲートイン
会場でアナウンスしましたが
_MG_0800.jpg
この大会はあらゆる意味で定員350名に限定しているため
ランナー全員がスタートラインに並んでも最後尾は30mにも及ばず
スタート後も15秒もすれば皆、スタートラインを越え
すぐに自分のペースで走り出せるため
スタート位置を人と争い、戦略にはいることもありません
まぁ、50キロの道のりですから焦る必要もないんですけど・・・

僕もスタート合図の為、5分前にゲート横へ
やはり緊張感ありました
その緊張解しのためにマイクで少しお話しましたが
伝わりましたでしょうか?
でも緊張感と言うのもレースのひとつ楽しみですから・・


さぁ、50キロ
制限時間付きの「旅」の始まりです
_MG_9319.jpg
斑尾レースでの
この時のランナーの心境を聞きたいですね
15kmはその1時間後の7時半、スタート
こちらもスターターを勤め、選手を送りだした後
_MG_9491.jpg
あらゆるコース上へ移動
一人でも多くのランナーをコース上で応援し
時にはパワーをおくり、時には厳しく声をかけ
皆さんに頑張ってもらいたい
ゴールしてもらいたい一心だった
_MG_9815.jpg
トレイルランニングレースの善し悪しでもあるが
レース中、時に全く独りになり、静寂の中をひたすら走ることになる
それが疲れた、寂しくなった際に人に会うこと、応援を受けることが
どれだけ嬉しく、心強く感じられることか
それは、僕もアスリートであり、あらゆるレースの参加者であるから
走る選手の少しでも支えになるのなら、ゴール寸前で応援ではなく
コースの途中で応援をしたいと常に考えている
ランナーが僕のような立場であればこのことは容易である

そのため、ゴールで選手を迎えられない場面もあり
頑張って帰ってきたのにその最後を見届けられなかった方には
本当に申し訳なく思っています


今年も多くの感動がありました
_MG_0754.jpg
トップランナーの雄姿のゴールもあれば
_MG_0907.jpg

微笑ましいゴール
_MG_0938.jpg
見ていて幸せになるゴールなど
_MG_1062.jpg
それがみな全て
レースだから味わう「辛さ」を乗り越えて
ここへたどり着いたことを思うと
どれも僕の涙腺を緩ませた

今回も本当に多くの参加者に
「ありがとう」「最高」という言葉をいただいた
僕からも皆さんに伝えます
本当にありがとう
斑尾に来てくれて
レースを走ってくれて
ゴールしてくれて
本当にありがとう

あの感動は、僕自身がレースを走っても
決して得ることはありません

Madarao Forest Trailsがトレイルランナーの
トップランナーにとっても、ビギナーランナーにとっても
戦う楽しみ、走る喜び、やり遂げる達成感を魅力にしてもらいたい
いつまでもそうあって欲しいと願います

来年も石川弘樹を含む
Madarao Forest Trailsスタッフ一同で
皆さんを応援します

また「斑尾のトレイルが走りたい」
そうなってくれたら幸いです

photo by SHO