2008年05月 ARCHIVES

雨模様

この週末も雨模様で、なんと8週連続で雨のある週末を迎えそうです。

水かさの増した下山川では、その流れにさからって、
けんめいに親ガモの後を追う9匹の小ガモたちの姿が今日は印象的でした。

クラブハウスのバックヤードにあるゴーヤの芽は、ぐんぐんと伸びています。
そのツタが緑色のカーテンを織り込んでいくのも、すぐのことでしょう。

そして、いつにもましてこの季節から元気が良すぎやしか・・・台風。
5月だというのに毎週生まれては、
例年なら7月頃になってたどるような進路をとって。
カヌーは出来るコンディションだろうか、
それともいい波がブレイクしだすかな・・・
複雑な心境にもなる。

とはいえ、いつだって周囲の風景の中には、
ポジティブなエネルギーが溢れている、この環境がいい。

W Hull(ダブルハル)

OC6(6人乗りアウトリガーカヌー)の本体(ハル)を2つ並列させるのが、ダブルハル。

このダブルハル専用のIakoを、湘南アウトリガーカヌークラブの合田くんが造りました。

強度を出すために湾曲させた杉材を張り合わせ、エポキシ樹脂を巻いた仕上げで、
頑丈そうです。

近いうちに使用してみましょう。6人乗りが並列になるので、12人乗りとなります!

皆で漕ぎ合わせるのが楽しみです!

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C=E

よく思うことなのだけど、カヌー等で海に出て沖合から陸を見たとき、
やっぱり緑に覆われた土地や山並みが望めるとすごく安らいだ気持ちになる。
緑があるところ、水があり、人が生活できる環境があるってことを根源的に、
無意識に知っているのだろうか。

C=E、つまり、Culture(文化)=Enviroment(環境)
文化とはつまり環境そのものなのだ、と話していたのは、
ホクレア号のキャプテン、ナイノア・トンプソン。

大型カヌーを建造するためにハワイイ諸島をくまなく大木を探し求めたが、
大木は見つからなかった。そこで気付いたことが、
カヌーという民族のアイデンティティーを支える文化を支える環境を
失っていたこと。
そして、文化とは環境そのもののことだと認識して、
ハワイイにカヌーを建造できる木を育てる森を育むことにも情熱を注ぐようになったのだ。

僕らが使用するカヌーやサーフボード等はいずれも石油原料を利用したものだ。
軽くて、扱いやすいものだが、これだけに頼っていていいのだろうか。
センセーショナルな動きはできなくとも、
軽く安価でなくとも、
大地に根ざし、太陽に向かい枝葉を広げた樹木から生まれたカヌーやサーフボードを
自在にあつかえるようになることを想う。

明治の国を憂いた足尾銅山を告発した田中正道のコトバだに共感。
「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」

旅のおはなし

先取末の『南米スイッチ』のスライドショー、最高でした。

山から月が上るころを見計らって屋外のデッキで行ったのですが、
夜空を背景に浮かび上がる南米の色が鮮やかでした。

ちょうど風のお話をしている際に、
偶然にも風が通りスクリーンを揺らしたりとインドアでなく、
屋外(アウトドア)らしい広がりやシンクロがありました。

皆が湧いたのが、ブラジルのサーフバスのお話。
ボードラックが搭載されて、サーフポイントをまわるバスらしいのですが、
千葉とかで走ったら面白そうですね!

「旅で一番のピンチは何でしたか?」と、
林さんご夫妻に、スライドショーの最後に質問。

「旅の模様をwebにアップしていたので、PCが壊れて状況をアップデート
できなくなった時でした」と。

他にも、大変な苦労や怖かったことはあったろうに、
友人知人が楽しみにしている旅のアップデートがPCの故障によって一時
できなくなった時という問いに、お二人の人柄が現れていました。

そんな林さんご夫妻のwebサイトにも、この時の模様が記されいます。

ボリビアの鏡のような湖、
エクアドルの暴れるような水の落ちる滝つぼくぐり、
イースター島のモアイとのご挨拶などなど、
行ってみたい光景ばかりありました。

個人的にぐっときたのは、ブラジルの光景でした。
公衆電話の形や市場の雰囲気に、サウダージ(郷愁)でした。

今月30日まで、『南米スィッチ』の写真の展示を行っています。
林さんご夫妻も度々顔を出してくれていますので、ぜひ観にいらして下さい。

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さて、このスライドショーの前日には渋谷のパタゴニア・オーシャンで
小学校時代の幼なじみが作ったムービーの上映会がありました。

旅慣れた個性豊かなキャストたちが
aotea loa(New Zealand)へと向かい波を求め、
その場その時を十二分に味わたった時が映し出されていました。

旅への気分たっぷりのロードムービーは、誰が観ても楽しめる作品、
『moa』は6月18日に発売です!

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ラテンアメリカンなBEACH 明晩17日

昨日、実を摘ませてもらった梅の木。
(このことは、ROKUのブログを参照下さいね)

その木から伸びる枝の力をかりて、明日の晩、
こんな感じで月光の浴びて中南米への旅のスライドショーを行います。

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クラブハウス内には、写真とともに、ともに旅をされた林ご夫妻の中南米でみつけた
かわいらしい品も展示されていますよ。

明日の晩は、ROKUがマスターのWINE BARでも中南米にまつわる諸々をご用意して,
皆様をお待ちしております。

もちろん、five beans coffee も。明日はcolumbia産です。

そして、明日登場するのが!
アマゾンのスーパーフルーツ 『アサイー』です!

旅のお話とともに、お楽しみに!!

4月29日のイベントのご報告と御礼


まずは4月29日のアウトリガーカヌーの体験会のご報告から。

DSC02350.JPG

最高の天気と穏やかな海のコンディションに恵まれて、
パドリングを体験された方は何かを発見していたようで、
笑顔と歓喜と躍動にあふれた場になっていました。

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OC1(1人乗りアウトリガーカヌー)は、ハワイで生まれたHarricane、Pegasusのは
KANUARTから。
湘南アウトリガーカヌークラブの副代表の木下健二さん、マネージャーの小林俊くんが来てくれました。

OC2(2人乗りアウトリガーカヌー)は、BEACHでも待望のクリニックをはじめてくれる
Dukeさんがお手伝いしてくれました。

他に、OC6(6人乗りアウトリガーカヌー)やパドボともどもお楽しみいただきました。

オープン参加だった今回は、待ち時間にはビーチクリーンを行いながら、
本当にいい雰囲気で終始できたことを、参加者、関係者の皆様に御礼申し上げます。

昔からの仲間とともに、新たに海とのかかわりを持つ方のお手伝いができるのは
最高のことだと思っています。

その後には、葉山在住の日本を代表するセーラー西村一広さんのスライドショー
『セイリングの世界』
をクラブハウス内で魅せていただきました。

まったく気取ったところのない西村さんですが、アメリカズカップへの挑戦、
太平洋横断記録の達成のお話から、本当に初歩的なセイリングのお話まで
あっという間の時間でした。陽気のいい日中もあって、参加者を海でなく、
室内に閉じ込めておくのは申し訳ないといった様子で、スライドショーの後には、
西村さんもアウトリガーのパドリングをおもいっきり楽しんでいましたね。

また、西村さんと共にセイリング体験のできるチャンスを6月15日・16日に開催予定です!
クルーザー、ディンギー両方共に行う予定ですのでお楽しみに!!