2008年06月 ARCHIVES

カヌーカルチャーを探る旅

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 8月にハワイイ島(ビッグアイランド)でカヌーカルチャーを体感するプランを、
デュークさんをナビゲーターに企画中です。

 カラッと乾いた島の西部にある町、Kailua-Konaを拠点に行われる
Queen Liliuokalani Race
ハワイイはもとより、海外からの参加チームも少なくない長距離レースです。
レースに出る人はもちろんのこと、レースに出なくとも伴走船に乗って、
古代からの聖地Honaunauへと向かいます。カヌーを愛する人々に沢山出会えますよ。

 一方、島の東にあるHiroは、潤いがあり、どこか懐かしさの感じられる町。
ここではセイリングカヌーHokualakaiで貿易風に乗ってのセイリング体験を行います。

 活火山キラウエアや天文台スバルのあるマウナケアといった山も訪れたいところ。
そんな太平洋に浮かぶ奇跡の島から、島〜海〜宇宙への空間の広がり、
古代〜現在〜未来へと紡ぐ濃密な時間を過ごせたらと想います。

◎日程
  A) 8月27日(水)〜9月4日(木) 7泊9日 
  B) 8月29日(金)〜9月2日(火) 3泊5日  
   
◎行程
8月 
 27日(水) 成田発、朝ホノルル→昼頃ヒロ到着、各自調整/ヒロ宿泊
 28日(木) ヒロでカヌーピックアップ/コナ宿泊
 29日(金) レースエントリー、コナにて調整/コナ宿泊
        <B組合流>
 30日(土) Queen Lili Race OC6 /コナ宿泊
 31日(日) Queen Lili Race ダブルハル、OC1、OC2、表彰式/コナ宿泊
9月1日(月) ヒロにカヌー返却、登山またはサーフィン/ヒロ宿泊
        <B組帰国へ、2日(火)成田到着>
  2日(火) ホクアラカイ乗船/ヒロ宿泊
  3日(水) 早朝ヒロよりホノルルを経由し、成田へ
  4日(木) 成田到着
※航空券について ヒロ及びコナまでの航空券は各自でご用意下さい。


◎ 参加費
レース出場者及び応援者、プランによってもことなりますが、現地での以下にかかる
費用を基にできるだけリーズナブルに提供します
<経費>
 宿泊費
 レンタカー費(燃料費を含む)
 レース諸経費(エントリー費、カヌー借用謝礼)
 エスコートボート費、燃料費
 コーディネート費
 ※食費は含みません

◎その他
・レースへの参加は、トレーニングが必要となります。
・ツアーのご参加に興味のある方は、詳しくはBEACH永井までお問い合わせ下さい。


「真剣」 融通無碍で、自由自在なるもの 

真剣で斬ることを常とする日本武徳院試斬居合道の師範、
黒澤雄太さん執筆による「真剣」の出版を祝った会に昨日おうかがいしました。

普段は気取りのないやわらかな表情で、誰にでも接する黒澤さん。

だが、いざ真剣を持ち試し斬りを行うとなると、
場の空気すべてを巻き込み、
その場にいる我らの心をリアルに刻みこんでくる。

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「真剣」を読んで思ったこと。
それは剣の道もカヌーを漕ぐことも、相通ずるもの。

それだけでなく、人の生き方として私たちが見失っている
大切なものを考えさせられる人生訓と読み取ることもできるものです。

「道」の実践は、現代のスピード感覚ではとても遅く感じられるかも しれませんが、本物とは時間をかけてつくられ熟成されるものだと思います。 だからこそ、融通無碍で自由自在であり、 決して古びたり消費されたりするものではありません。 皆さん一人一人の中に「道」を実践する種子があり、それを活かす力もあります。 私はそれを信じています。

〜黒澤さんから頂いたメールより


movie "2008 Shonan Ocean Paddling Challenge #2"

Ocean Legend


動かなければ退化してしまうことがある。
使っていなかった部位も動かすことで、だんだんと動くようになっていく。
ひとりひとりの身体もそうならば、
人間社会というマクロでみても同じかもしれない。

他人や生態系に負荷をかけずに、
より人間のダイナミズムを伸張させるリアルなこと。
そんなことに真摯に向きあっていきたい常々想っていたのだが、
このアクションは最高です!

「Dukeさんの無鉄砲計画、万歳!」と個人的にいうだけでなく、
ぜひ皆で成功できるようにサポートしていきましょう!

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movie "2008 Shonan Ocean Paddling Challenge "


Brian Keaulana ウォーターリスクマネージメント講習のお知らせ

ロングボード、ショートボード、SUP、BB、ボディーサーフィン、パイポボード、
カヌーサーフィン・・・
様々な波乗りの形を見ることができるマカハ。

そこでは、小さな子供からその海で50年、60年過ごしてきたローカルたちが
道具の種類を問わずに波に戯れています。
その中心となっているのが、Buffalo。

ハワイを代表するウォーターマンとして知られている彼は、
マカハのビーチにライフガードがおかれていなかった50年程前、
ゴミ収集の仕事を州から請け負うことからビーチにいる時間を作りました。

同時にライフガードとしての役割を自らにかして、
やがて州から正式にマカハのライフガードとして任命されたのです。

地域社会にとって、ビーチほど貴重な場はありません。
波に戯れながら自然への畏敬の念をそだて、
人と人のコミュニケーションを広げ、共有する場なのですから。

そんなことを表現するイベントとしてBuffaloたちは、数十年前からマカハで
開いていたのがBuffalo Big Board Surfing Classicです。

以下は、茅ヶ崎アウトリガーカヌークラブのマサさんよりご案内です!

おはようございます、2008BBBSCのエントリーが始まりました。 今年はさらにパワーアップしています、賞品とか凄いよ!!子供のイベントも盛 りだくさんなんで皆で楽しみましょう。初めての方に簡単にこれはOC4のカヌー サーフィンの大会です、速さではなく技で競い合うものです、本国からBuffaloファミ リーも勢ぞろいして大いに盛り上がります!!昨年はOHANA HOEがハワ イアンも認めたハイパフォーマンスで文句無し優勝!! 詳しくはhttp://www.realbvoice.comエントリーお持ちしております!!

カヌーサーフィンやスタンドアップパドル(ビーチボーイスタイル)のコンテストも
ありますが、個人的に一番のおすすめなのが、
Brian Keaulanaのウォーターリスクマネージメント講習。
Buffaloの長男であらゆる形での波乗りの達人であり、水中や波の中での安全管理の
第一人者としてハリウッドでも活躍しています。
海で安全に過ごすための考え方や処世術を学べるチャンスですよ!

(※注意:実技の大部分は、他者をレスキューするための時間に充てられるので
 ある程度の泳力や海での経験を要します。)

資源の循環

代表ROKUのブログにもあるとおり、雨水タンクがついに設置完了。

すでに始動している食物油回収バケツとBEACH玄関の両脇を固めてくれています。

BEACHでは実現していませんが、こんなことも行われていますね。

アウトドアのアクティビティーに最適なポリエステルのストーリー。

ちょっと長いですが、ユーモアをこめて。

江ノ島にアウトリガーカヌー9艇が大集合!!!!!!!!!

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ところは、6人乗りカヌー(OC6)が、9艇がならんだビーチは江ノ島のたもと片瀬東浜。
時は、6月15日日曜日。
夏の陽気の中、『湘南オーシャンパドリングチャレンジ』開催されました。

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BEACH葉山からは2チームが参加。
昨年秋のオープン以来、カヌーはじめたメンバーからなるBEACH Uchisaba。
もう、ひとつはカヌー経験者とDukeさんの息子をはじめとする大学生3人からなる
BEACH BOYS HAYAMA。多くは初々しい顔ぞろえでした。

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まず午前は予選レースから。
全27チームを3レースに分け、各レース9チームのうち、
上位3チームが決勝ヒートに進出できる。

コースは東浜をスタートし、稲村が崎で折り返し、再び東浜へと戻る。
距離にして7km程度だ。

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海上のカヌーと6人のクルーのシルエットは、じつに美しい。

いよいよのスタートを待つ、静かに集中の時だ。

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第1ヒートに出場したBEACH Uchisabaチームは、9艇中7位でゴール。
スタートでは瞬く間に上位チームに引き離されたが、
途中カヌー抜き上げ、最後まで集中力を切らすことのない40分だった。
波打ち際では、応援しに来てくれた多くのBEACHメンバー関係者が出迎えてくれた。
こんなうれしいことはない。
カヌーを漕ぐのは6人にせよ、いろんな、多くの人々のサポートがあって、
この場この時がやっぱりあるんだな。
ありがとうございます!

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予選第2ヒートでは、BEACH BOYSが登場!
じつは全員がそろって同じカヌー漕ぐのは、このレースが初めてのチームだった。
それでも、しっかりとしたフィジカルと同じハートを持って挑んだ結果、
素晴らしいことに2位でフィニッシュ!見事、決勝ヒートへと出場を決めた!

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予選が終わり、決勝レースまでの間は、
Kids カヌーレースや転覆レースが開催された。

子供たちが当たり前にカヌーを漕げるような社会、自然環境を築いていこう、
というのがクラブを超えてカヌーを漕ぐ仲間達の総意でもある。

そういえば、BEACH BOYSは、Dukeさんがステアマン(舵取り)をつとめ、
長男Kennyが漕ぐという親子クルーを実現してくれた。
家族で同じカヌーに乗るなんて、なんと素敵なことだろう。
そうだ近いうちに、今回ストローカー(1番シート)とつとめる珠ちゃんと
BEACHマネージャーの直樹の夫婦クルーも実現させてあげたいな。

その後、転覆レースという、
カヌーを一度転覆させていかに早くリカバリーさせてゴール地点まで戻ってくるか
という愉快なレースもあった。BEACHの練習にも毎回実施しようかな。。

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最後は決勝レース。予選でもダントツのタイムをたたき出したのが、沖縄とハワイの
クルーから成るOCCJが、このレースでも2位以下を大きく引き離しての優勝。
2位には、静岡は拠点とする黒潮が、3位には大会主催者の湘南アウトリガーが入った!

我が、BEACH BOYSは最後まで接戦の末、7位!
大健闘であり、これからが本当に楽しみでもあります!

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素晴らし大会の準備して下さった湘南アウトリガーカヌークラブの
市川さん、木下さん、俊くんをはじめ皆さま、ありがとうございました!

そして、美味しいコーヒーを提供してくれたFIVE BEANS COFFEEの森ちゃん、
心のこもったランチを用意してくれたテラ、あっこちゃん、ありがとございます!

また、その他の大会関係者の方すべてにお礼を申し上げたいです。

最後に、今回はカヌーを漕いでいない方も含めてBEACHチームの応援に多くのメンバーが
集まっていただけたこと、心より感謝申し上げます。
BEACHでも、アウトリガーカヌーを通じて、皆さまの楽しみ、やりがいを盛り上げて
いきますので、よろしくお願いします!!

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100年の時を超えて

 先週末は、朝から夕方まで2艇のOC6(6人乗りアウトリガーカヌー)が,
ほぼフル稼働状態でした。本場ポリネシアに近い陽気になる、この季節は
カヌーを楽しむにはやはり最高です。

 さて、いよいよ今週末は江ノ島でのレース。
BEACH HAYAMAから2チームが始めて出場します。
ひとつは、凍りつくような砂の上でカヌーのセッティングをして
ひと冬を越したパドラー(カヌーの漕ぎ手)達からなる、
BEACH Uchisaba。
もうひとチームが、経験者やスタッフからなるBEACH BOYS HAYAMA。
実はこのチームには、親子のクルーが含まれています。
Dukeさん、そして長男のKennyです。

 サーフィンを通じて海で様々な経験を積んできたKennyには、
夏休みの期間中BEACH HAYAMAのビーチボーイスタッフとして活躍を
期待しています。その人が得意なこと、志向する方向で、十分社会の中で
役立つものとして確立させていける可能性があることを若い人々に、
少しでも知ってもらえたらと思うのです。まだまだ誕生して
1年にも満たないクラブですが、できることから若い世代にチャンスを
広げていくこともまたクラブがより良い形で持続する為には
必要不可欠ではないでしょうか。

 ビーチカルチャーの本場ハワイイには、土地に根ざしたクラブとして
創立して今年で100年を迎えたメンバー制クラブがあります。
1908年にワイキキで誕生したOutrigger Canoe Clubで、
ハワイイのウォータースポーツを通じた社交の場として発展してきました。
このクラブには、ワイキキのビーチボーイであり、サーフィンを世界中に
広めた親善大使であり、4度もオリンピックの水泳競技に出場した
ウオーターマンDuke Kahanamoku もいました。
 サーフィンやアウトリガーカヌー、パドルボード等のウォータースポーツが
柱ですが、意外にもビーチバレーボールを誕生させてところとしても知られています。
途中、ワイキキからダイヤモンドヘッドのビーチフロントへと移転しましたが、
人とのつながり、自然とのつながりを受け継ぐ場として多く人に愛されてきたわけです。
 ところで面白いことに、ここでは、世代によって会費に差異があります。
その理由は、年齢を重ね社会的な経験を積んだ人ほど財政面を支えるかたちで貢献し、
若年層はレースやクラブ空くティビティーの活躍で先輩たちを盛り上げるといった
世代による役割や分担がなされているのです。
 もちろん、社会状況や経緯が異なるところで、同じように現在の私たちの状況に
当てはめることなどは想像してもいません。
 ただ、この先、BEACHが持続成長する中で「社会の中で果たすべき役割」と、
「次世代へ繋いでいくこと」は、同じ意味を持つものとして捉えた方が良いのでしょう。
 社会、環境と人間とのつながりが究極の課題ともいえる現在、
BEACH HAYAMAのような存在はますます大事なものになるはずです。
多くの人に大切にされ、ハワイイのOutrigger Canoe Clubのように世代を超え、
100年以上続くクラブの礎を築いていきます。

アライア

この頃、一番気になってしかたがないのが、alaia(アライア)。

その昔にハワイイでは最も広く使用されていた2m弱の波乗り板。

もちろんフィンはなく、アウトラインもシンプルそのもので、

この種のものはハワイイだけでなく世界各地で見ることができるそうだ。

きっかけは、友人が自分の手で作り、波に乗った話しを聞いたこと。

それは、僕にとって愉楽の極みを教えてもらった気分になった。

早く作らねばと思いつつ、現在は材料を物色中。。

よく乾いたアメリカ杉や桐などで不要なものがあれば、ゆずって下さい!

まずはご説明は、こちらが詳しいです。

映像も、音楽もGoodです!


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センスのいい情報を発信するchunk.tvがリニューアルされました!

charさん写真展の案内

サーフィン雑誌からも引く手数多のフォトグラファー
charこと土屋尚幸さんからご案内をいただきました。

今月26日から銀座のキャノンギャラリーで写真展を行うそうです。

タイトルはnami、
素晴らしく爽快な写真の数々はこちらから

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Queen Liliuokalani Canoe Race, Big Island, Hawaii

毎年8月末か9月頭のLabor Dayの週末にHawaiiのビッグアイランドで行われるのが、
Queen Liliuokalani Canoe Race

島の西側に位置する町、Konaとその南にある古代からのハワイの聖地
Honaunauの間、約30kmの距離をOC6で競うレースで、通称Kona Race
とも呼ばれています。

この時期のビッグアイランドの西海岸はとても穏やかで、とにかく暑い!!
とはいえカヌーの本場ハワイイを舞台は最高にalohaな雰囲気そのもの。

koa woodというハワイに原産する固い木で作られたカヌーも沢山、
目にすることができます。
それらは誕生して半世紀とか受け継がれてきたものもざらにあり、
世代を超えて大事に扱われてくるもの。
ファイバーグラス製のカヌーよりもさらに重いカヌーを移送しようという時には、
どこからともなくごく当たり前に人が集まってきて、皆で丁寧に持ち上げて運んでいく。

カヌーに接している人にとっては、どんなカヌーにも敬意をもって接し、
お互いに助け合うのことは、とても自然なこと。
そんな光景を目の当たりにし、そこで経験することで、
他のスポーツやアメリカ文化にはない、カヌーのカルチャーを理解することになるのだろ。

ハワイイ諸島から人々が集うレースには、海外からのチームの参加も少なく、
ここ10年近くは日本からのチームも必ず参加していますよ。
ちなみに、スタッフの珠さんも5年程前にかなりの好成績をおさめていました!

今年の開催は、8月30日(土)と31日(日)。
真夏の日差しをたっぷり浴びながら調整できれば、レース参加も夢ではないですよ!