2008年10月 ARCHIVES

平日の葉山ライフ

一ヶ月ぶりに葉山にやってきました。
まだまだ夏の終わりという感じだった9月末に比べると、
このひと月の変化は激しい。
お日様が当たっていると、まだまだあったかいけれど、
夕暮れ時には、(ビーサンはまだOK? NG?)と考えてしまう。

その分、空気が澄んでいて、景色が美しい。
富士山が見える日がこれからはぐんと多くなるでしょう。

今週は、平日を葉山で過ごしています。
月曜、水曜と、思いのほか波がありました。七里ガ浜と鵠沼で入水。
新月の影響で、潮周りは大潮。 干潮が9時から10時半ころだったので、それに合わせて波乗りに。
朝いちは、BEACH葉山のクラブハウスの前の道を抜けて、海岸の散歩に。
6時半すぎの海岸は、砂がひんやりと冷たく、冬がすぐそこまで来ている感じ。
hayama%20%E5%B9%B3%E6%97%A5%20001.jpg
夜明けの青い空、東のほうがピンクに染まっています。

hayama%20%E5%B9%B3%E6%97%A5%20002.jpg
眠りから覚める前のアウトリガーカヌー。

hayama%20%E5%B9%B3%E6%97%A5%20003.jpg
西向きの海岸は、お日様の光が届くまで、日の出からしばらくかかります。
今か今かと、振り向き、振り向きしながら青い芝生の岬まで歩いて行った所で、
「ご来光」
ありがたや、ありがたや・・・・と、手を合わせたくなるくらい、
一日の始まりを祓い清めてくれる光。気持ちいいですねぇ。

***************
岬の上にプラスティックの浅めの漬物樽がポツンと置いてあるのを発見。
中には海水がはってあり、メロンくらいの大きさの石とそこにへばりつく貝たち。
「誰かが置いたのかな? ここで飼っているのかな?」
貝たちの行く末を考えると、海に戻してあげたいけれど、
誰かが、観察しているなら、勝手に動かすのもなぁ。と思いそのままに。

次の日、5メートルほど、樽が移動していて、
その次の日、その場所に。
そして、今日。その場所にあった樽を覗いたら、水が澱んでいる。
貝たちも行き場を失ったようすで、プラスティックのへりに移動している。

とっても勝手ながら、やっぱり、樽の中の石と貝たちを海に戻してしまいました。
樽は、今日がちょうど燃えないごみの日だったので・・・・。

もしかして、近所の子供が観察していたりしたら申し訳ない。
でも、海の生きものを囲いのあるところに置いておくなら、もう少し手をかけてあげないとね。
人が新鮮な空気を必要なように、新鮮な海水の循環がきっと必要なのでは・・・。

小さなころに、蛙やカタツムリを家で飼っていて、死なせてしまったことがあり、
なかなか生きものを飼うということができません。お世話する自信がないというか。

そう、「やまねこ食堂」で作っていたぬか床をもらってきて、
そのお世話が、大きな挑戦という感じです。酵母と乳酸菌のお世話をすることから。

*****************

さて、話はヨガに。 火曜、水曜と、続けてヨガクラスに潜入。
http://www.beach-hayama.com/fitness/program.htm
火曜日は、アヌサラYOGA
山本先生とも初めてお目にかかりました。

真っ青な空の下、秋の陽射しを受けながらのヨガ。
今日は、「股関節」がテーマ。
波乗りの前後のストレッチを怠りがちで、たまに腰痛もでてくるのですが、
そんなとき、股関節とハムストリング(腿の後ろにある筋肉)が、かなり重要な気がして・・・・
きゅうっと詰まっていたところに、余裕ができたような、ストレッチできたような、
すっきりとした気分で、波乗りの準備完了です。

今が最高の季節です。
あと一月すると、寒くなってしまうのでしょうか。

水曜日は、菅原先生のリラックスYOGA
サーファーでもある、あいこさんとは、先日も海で遭遇。

このクラスは「リラックス」がテーマなので、写真を撮るのは遠慮しました。
西に傾き始めた日の光が差し込むクラブハウスのスタジオで、
ゆっくり、じっくり、体を伸ばし、心を安らかにほぐしていきます。
午前中、おなかいっぱい波乗りをしてきたので、
COOL DOWNに最適。
最後に上向きに寝て呼吸を整え、リラックスのポーズ。
ラベンダーの香りとともに、先生の両手が両肩に。
おおらかな力強さで押さえられて、肩の力がすっと抜けていきました。

外でのYOGAは、大地の気を循環させてリフレッシュできる感じ。
屋内でのYOGAは、自分の内側に集中して、インナートリップできる感じ。
どちらがいい、とは言いがたい、どちらも、なんともいえない魅力があります。

ポーズの指導はもちろん、
おふたりの言葉の選び方、進め方に、いたく感心してしまいました。
すっと頭に入ってきて、とても素直に従うことができて、体に意識を向けることができる。

「ナマステ」(合掌)

****************
火曜日の午後は、横浜に。
実は、おととし、2006年の夏に、一色海岸の海の家「海小屋マナ」で、
あるアーティストに、似顔絵を描いてもらったのですが、
彼が横浜にあるZAIM CAFEのANNEXで、展覧会をやるということで、
訪ねてみることに。

北海道出身の似顔絵作家、黒田晃弘さんは、
自作の木炭を使って、描きます。
人の内面までを見通してるかのような眼で人物をとらえ、
白い紙から顔が浮き出してくるかのように絵が描かれていきます。

今回、お願いする予定ではなかったのですが、
お会いしたら、やっぱり・・・と無理を言って、描いていただきました。

写真とは違って、アーティストの視点を通しての自分というのが見えて、
とても興味深いです。
2年前のふたりとは、まったく違う絵が描かれました。

黒田さんは、2005年の横浜トリエンナーレ出品作家で、これまで2000人以上の
似顔絵を描いてきたそうです。バングラディッシュを旅して描いたり。
また、札幌で、これから1800人の似顔絵を描くプロジェクトを計画中。
自らの挑戦で、北海道のアート界にメッセージを送りたいのだとか。
視覚障害者に、手で感じながら描くことを伝えたり、
病と闘う人やその家族のために、似顔絵を描く活動をしたり・・・・
一歩一歩、一枚一枚、確実に前向きに生きているところや、
独特のセンスで、人を感じ取る力に、とても惹かれます。

黒田さんのブログ、2008年はアップされていないようですが・・・
http://www.jackuro.com/

何か区切りのある年に、黒田さんに似顔絵を描いてもらって、
年を重ねていくにつれ、人生の記録として残していけたら面白いかも。
2年前の海辺での出会いを大切にしたいと思います。


maui 絵日記<その2>

maui 絵日記を書き出したら、どんどん長くなってしまって、
ふたつに分けます。

さてさて、日暮れまで波乗りを楽しんだら・・・・・

夜は、夜で、もうひとつの楽しみが。
私の強ーい要望により、
K氏が、ステーキ焼き、自慢の腕を振るってくれました。
あとで気づいたのですが、リブアイをトータルで1500gも買い込んでいたことが判明。
3枚のお肉をほんとうに絶妙な焼き加減で焼いていただきました。
↓海からの帰りの車中で、K氏より「まずは肉を常温にもどさなくちゃ」の一言に、一同「うーむ」と感心。
 肉に向かった瞬間に、波に向かうときのあの目が蘇り、無駄のないしなやかな動きで調理が進む。
maui%202008.10%20034.jpg

maui%202008.10%20036.jpg maui%202008.10%20037.jpg maui%202008.10%20039.jpg
↑写真をみながらも、ヨダレが出そう。脂身はカリッと火が通り、肉のやわらかさはそのまま、
ジューシーで、見事なミディアムレアが完成。仕上げに少し醤油をかけて。
このたれが、また白いご飯に合うのです。肉LOVERには、たまりませんでした。

maui%202008.10%20033.jpg
キャンドルをともして、がつがつ食べて。二日でビール30本、ワイン6本。
デザートには、もちろんアイスクリームを。パドルした分、しっかり食べました。

***************
maui で、いちばん好きな波は? と聞かれたら、
この場所以外ない。
HONOLUA BAY
maui%202008.10%20047.jpg 
maui%202008.10%20051.jpg  maui%202008.10%20001.jpg
↑神聖なマナが宿る森を抜けて、静かな湾からエントリー、
鳥の声、風のささやきに見送られながら、ゆっくりとパドルをしてポイントまで行きます。

通常は、ポイントの上の崖を下ってのエントリーが主流ですが、
パドルの距離はあるけれど、このプロセスが平和で緊張感もあって好きです。

波の大きいときは、エキスパートしか入れないポイントですが、
少しずつ小さくなって、まだ波乗りができるかなくらい・・・の日が狙い目。
誰もが心惹かれるポイントだけに、人が少なくなっていることも祈ります。

HONOLUAの波は、美しい。
大きくなったときの猛々しさを味わうことのない私にとっては、
身の丈に合った波に出合う日の波は、限りなくしなやかで邪気がなく、
リスペクトをもって向かうことで、優しく、正しく、波に乗せてくれる。
調和するだけで、心地よいリズムで長く長く運んでくれる波。

mauiで、このポイントに入ることは、どこか儀式のような感じもあります。
ご挨拶とお礼と、浄化。今回も、気持ちいい波に、何本も何本も、乗せてもらいました。

**************
何時間でも、この店で過ごせます。というのが、
「DOWN TO EARTH」。オーガニック専門のマーケットです。
maui%202008.10%20057.jpg  maui%202008.10%20041.jpg
↑EAT INスペースもあります。         ↑左は豆腐の入ったラップサンド。右はベジバーガー。

食べ応えがあって、美味しいので、ランチは通ってしまいました。
ちなみに、ラップサンドは、一皿でこの4倍の量。かなりのボリュームです。
コスメや自然療法のレメディも充実。フラワーエッセンスも扱っています。
食料品は原材料に何を使っているのか、
コスメやレメディは、どんなことに効くのか、など、
商品を手にとって、裏の説明書きをじっくり読んだり、あっという間に時間が経ちます。

***************
2週間は、夢のように過ぎていき、
というか、日本での暮らしが「夢」のように感じるほど、
HAWAIIになじんでしまって、思う存分、波にも乗れて、
おまけに、疲れ果てて風邪までひいて。
思い残しのない旅になりました。

これで、すっかりリフレッシュ。
ブラン’ニューな気分で、新たな一歩を踏み出せそうです。

今回の旅は、波に乗ることをテーマにしていたけれど、
波乗りを通して出会った人々、そのライフスタイルに感じることあり。
また、ハワイの自然療法をはじめ、ロミロミを教えていただいている先生、
ハワイアンのカフナ、カイポさんとお会いする時間もあり、その話の中で感じたことも。
ちょうど、読んでいた本『一人で生きる勇気』(ドロシー・ギルマン著)も偶然テーマが重なって・・・・・

「シンプルに生きること」「正直であること」「悩んだり、心配したりしないこと」。
(この話、今度、BEACH HAYAMAのカフェで、お茶でもしながらお話できたら・・・・。
もちろん、ビールを飲みながらでも。気軽に声をかけてください。)

LAUNIAUPOKO で、夕日を見ながら、ギフトのような波にまたしても乗せてもらいました。
maui%202008.10%20052.jpg

長いブログをここまで読んでくださって、ありがとうございます。


maui 絵日記<その1>

昨日、HAWAIIの旅から戻ってきました。
やはり・・・というか、遊びすぎのせいで、
最後の最後で、風邪をひきました。

来る日も来る日も、波乗りに明け暮れ、
体の許容範囲をすっかり超えてしまっていたようです。

疲れを搾り出すかのように、ぐっすりと眠り続け、
今は、かなり回復。 体が軽くなりました。

帰ってきたばかりなのに、もう懐かしいHAWAII。 
写真を見たら、OAHUでは、一枚も撮っていない。
そのくらい、そこでの生活が私にとって日常なのかも・・・と思ってしまいます。

いつも滞在するWaikikiの小さなホテルのオーナー、Timは、
そこに泊まるたびに、朝夕ひとりでボードを抱えて海に向かう私を見て、
よっぽど波乗りが好きなんだと思ったようで、
今回は、車がなくては行けないポイントに毎朝連れていってくれました。

***************
さて、MAUI
maui%202008.10%20059.jpg


マウイ島では、カフルイ空港から車で15分くらいの、PAIAにある、コンドミニアムに滞在。
↓サーフボードを中積みできる、ウィンドサーフィン用のバンを借りて、波を求めて出発。
maui%202008.10%20006.jpg

HO'OKIPA  
maui%202008.10%20011.jpg
↑とりあえずは、ノースの人気ポイントを見物に。
二、三日後には、スウェルが入るとのことで、いつもの怖ーいイメージはない。

PAIA
maui%202008.10%20026.jpg
↑コンドミニアムから車ですぐ、PAIAの町の端っこある、ビーチパーク。
近所のキッズが、ボディボードをもってきて遊んでいる。
残念ながら、この日は波がいまひとつ穏やかすぎ。

結局、サースショアのビーチで、ハッピーサーフィンを楽しみ。
ランチタイムに、PAIAの町を散策しました。

maui%202008.10%20019.jpgmaui%202008.10%20020.jpg
maui%202008.10%20018.jpg maui%202008.10%20015.jpg
↑PAIAのお気に入りの店「CAFE DES AMIS」
マウイに来ると必ず来るのですが、今回は素敵なテラス席が増築されていました。
前はいつもお店の前で待っている人の姿があったくらい人気。
クレープのメニューと地中海風のディッシュ、インディアン風のカレーなど、個性的。

maui%202008.10%20021.jpg maui%202008.10%20025.jpg 
maui%202008.10%20023.jpg maui%202008.10%20022.jpg 
↑昔のままの町並みを残すPAIA TOWNは、歩いているだけでも楽しい。

右上の写真は、アンティークショップ。
HAWAIIは、メインランドからリタイアして移住してくる人たちが多く、
その遺品がアンティークとして出回って、案外アンティーク探しも面白い。
古きよき、HAWAIIの名残を感じさせるアイテムから、
ミッドセンチュリーのアメリカンキッチンアイテムなどなど。

ヘンプを使った服や小物のブティックの店頭で見つけた「GOOD BUSH,BAD BUSH」。
思わず笑いが。

宿に戻って、各自好き勝手に過ごしたあと、夕暮れを目指して再度波乗りに。
↓サースショアのTHOUSAND PEAKS で、5人で貸切の波を楽しみました。
maui%202008.10%20029.jpg

旅の続きは、
maui 絵日記 <その2>へ。


旅日記 13日目<マウイ島にて>

気のみ気のままの旅も、あと二日。
明後日には、日本に向けて旅立っていることになります。

オアフからマウイに来たのが、土曜日。
ビーチ葉山スタッフのみのりちゃんをはじめ、
5人の仲間で、PAIA のコンドミニアムにステイ。
昼は時間を気にせずに波乗り、夜は料理を作って、
キャンドルを灯し、ラナイ(ベランダ)での夕食。
ほんとうに、楽しい時間を過ごすことができました。
波はやや小さめだったけれど、
サウスショアにあるポイントで、
夕焼けを見ながらの波乗りは、モモから腰の波が次から次へとやってくる、
5人だけの素敵なセッションでした。
2日間で飲んだお酒は、ライトビール30缶とワイン6本。
日本では飲めない、クアーズライトと
アメリカならではの安くて美味い、リブアイステーキを
絶妙な焼き加減でいただいて、心底幸せな夜を味わいました。
ステーキ担当は、航空会社勤務、ファーストクラスでも
ステーキを焼いていた経験のあるKさん。
みんなが心から、絶賛。(肉好きの私もすっかり参った)

マウイに到着してから、3日目、ノースショアに大きなうねりが届き、
月曜、火曜、水曜、そして、今日、木曜は、
PAIA, HO'OKIPA, HONOLUAで、
大きすぎる波が去ったすきに、波乗りを。

風が強くてウインドサーフィンで有名なPAIAが、
不思議なことに、月、火と風がぴたっととまって穏やか。
KAHULUI HARBORの堤防に囲まれた中には、
ノースにうねりがはいって、風が止まったとき、めちゃくちゃご機嫌な波が立つと聞き、
行ってみると、モモから肩くらい、とっきどき頭の、きれいな波が
まるで、波のプールのように、続々とやってくる。

日が沈むまで、おなかがすいてパドルできなくなるまで、
波に乗せてもらいました。

ここまで、13日間、いちにちも休むことなく波に乗り続け、
波は大きいのも、程よいのも、小さいのも、
ボードも7”10、8”4、8”7、9と、いろいろなものを試してみて、
自分のボードとは違うけれど、フレキシブルに波に乗る練習になりました。
ライデイングの技術には、あまり進歩はみられないけれど、
少しずつ、少しずつ、焦らずに、楽しんでいけたらと思います。

今は、ラナイに座り、パームツリーをゆさゆさと揺らす風に吹かれながら、
ブログを書いています。
遠くに見える、澄んだブルーの海に、真っ白なラインを引きながら波が寄せてくる。


この2週間近く、早朝に目覚め、空を見上げ、風を感じ過ごしてみて、
すっかりリラックスできました。

眠りが浅くて、目覚めても疲れがとれなくて、呼吸が浅かった、
そんな日々が、まるで嘘のよう。
吸い込む息が軽く、すっと鼻から入り体にめぐり、深く届くような。

昨日、ギャザリングバッグの作家、リンダと連絡がとれたので、
午後はこれから、MAKAWAOのスタジオに訪ねてみる予定です。

ALOHA


旅日記 8日目<オアフからマウイへ>

あっという間に、1週間が過ぎました。
でも、内容はほんとうに濃い。

毎日、毎日、朝いちばんと、サンセットどきに、
海に入り、7日間で、13ラウンド。
ふう。
体のあちこちにが、きしきししてきてます。

さて、一昨日、ビーチスタッフのみのりちゃんたちも
オアフに到着。
一昨日、昨日と、ワイキキでの波乗りを楽しみ、
これから、マウイ島へと移動します。

マウイでは、レンタカーをするので、
波を求めて、いろいろと回る予定です。
より、自然の中に入っていける感じ。

楽しみです。

旅日記 3日目<オアフ島>

やっとHAWAII時間になじんできました。

今朝は、6時半に電話があり、
「波乗りに行くよ、今もう下にいるけど、行く?」
と、友人から。

目は覚めて、シャワーも浴びていたから、
そのまま、いっそいで、タオルや着替えを引っつかんで、
フロントへ。
今日もまた、アラモアナパーク前の海に向かいました。

朝の海は人が少ないのがなにより。
波は大きくて胸、肩くらい。(多分)
程よい腰くらいの大きさが私には狙い目。

遠くに望むダイヤモンドヘッドの上に朝日が昇り、
西の空にはレインボーが架かって、
ラッキーな一日の始まり。
風もまだ吹き始めていなくて、人の数より波が多くて、
ビジターの私にも、ご機嫌な波がまわってきます。

アラモアナはいくつも名前のついたポイントがあり、
それぞれ個性の違う波が立つ。
「ここで待つんだよ」という友人のの言葉に、
「ほんとうに?」と思うようなところで、
突然、いい形で波がブレイクする。

でも、ほかのポイントにいくと、
スピードも波の掘れ方もまったく違う波。
思いっきり巻かれました。

練習になります。はい。

朝の波乗りを終えたのが、10時。
車に乗りこんだ瞬間に、なぜかライトビールで乾杯。
まだ、朝ですよ。

マーケットで朝ごはんを買って、ホテルに戻り、
ゆっくりとしてるうちに、いつの間にか、お昼寝。

午後は、夕方まで待って、今度はワイキキの海に入りました。
波は残念ながら、一昨日、昨日、今日と、
少しずつ小さくなるけれど、とりあえず、海に浸っているだけで、
ハワイ マジックにかかってしまう。

西に傾いた日差しは、かなり強烈で、すべてのものを光と影だけの世界にしてしまう。
なかなか来ない波を待ちながら、日が沈むのをじっと待つこと1時間半。
水平線の上にぽっかりと浮かんだ雲に、お日様が半分隠れたころには、
ダイヤモンドヘッドがほんのりと赤らみ、この世のものとは思えないくらい、
リアルに浮き上がってきます。
反対側、ロイヤルハワイアンホテルのピンクの建物は、夕日を受けて、
茜色のオーラを映し出す。

戻る時間をまったく気にしなくていい波乗りほど、
幸せなものはありません。
水平線のアプリコット色と空の水色が、だんだんと深まっていく中、
突然、いい波が訪れはじめるのが、ワイキキマジックなのか、どうか。
あと一本で、と思いつつ。
結局、空に浮かんだ、半月の光で、
波の凹凸が何とか見分けられるくらいになるまで、
乗れそうで乗れない波を追いかけて、
パドルし続けてしまいました。

夕暮れのこの時間の海には、うっとりするような美しさが宿っています。
風もやんで、ひとかきひとかきする手に触れる海の水は、
トロンとやわらかく、リーフまで見える透き通った水にナイトブルーのフィルターがかかる。
波乗りをする姿がシルエットだけになって、
スローモーションのようにゆっくりと動く。

まるでご褒美のように、いい波をもらって、
人影がひとつ、ひとつ消えていく。

最後は、大きな波のスープにのって、岸まで運んでもらいました。

沖から届く、波はきらきらと月の光を反射して、
岸まで進む波はワイキキのライトを映して、
暗くなった海に光の筋を作りながら進む、特別な気持ちよさがありました。

波があってもなくても、
とにかく楽しんでしまいました。

ALOHA


旅に出ます

10月が始まり、
とり損ねていた夏休みで、
旅にでることにしました。

行き先は、夢にまで見た HAWAII 。
文字通り、本当に、白昼夢にでてくるくらい恋しい島。

半分をオアフ島で、もう半分をマウイ島で過ごします。

今は、一日目の夜。
お昼前にワイキキに着き、定宿にしている
ピンクの壁の小さなホテルにチェックイン。
ここから、海までは2ブロック。
ちょうど、この週末はスウェルが届き、
ワイキキビーチにも、程よい波が立っています。

ホテルのオーナーは、チャイニーズハワイアン、
片言の日本語で「運がいいねぇ」と言われ、
1年半ぶりに会う、友人たちにも、
「ちょうどいいときに来たよ」と言われ、
それだけで、すっかりご機嫌。

透き通ったアクアブルーの海、
おおらかで、長く続く波に、いくつも乗せてもらいました。

サイズは腰、胸 くらい。
力強い波のパワーに押されて、
気持ちよく乗っていたら、
足元で海亀のシルエットが波に潜っていきました。

あまりにも楽しみにしていたせいで、
到着してからもなんだか実感が沸かない。
けど、海に浮かんで、ダイヤモンドヘッドを眺めていたら、
ふっと、懐かしくてあたたかい気持ちが流れてきた。

町を歩くと、風に乗って漂ってくる甘い花の香り。
ブログを通して、みんなに伝えられたら。。。

ホテルのPCからのエントリーなので、
思うように、操作できず、
写真のアップは、できるときにしたいと思います。

こらからしばらくは、波乗りのことだけ考えて過ごすバケーション。

日本に戻るころには、BEACH 葉山のホームページがリニューアルするとのことです。
これまで継続してきたこのブログも、新たな形になります。

ALOHAの心がみなさんのもとに届きますように。