旅日記 3日目<オアフ島>

やっとHAWAII時間になじんできました。

今朝は、6時半に電話があり、
「波乗りに行くよ、今もう下にいるけど、行く?」
と、友人から。

目は覚めて、シャワーも浴びていたから、
そのまま、いっそいで、タオルや着替えを引っつかんで、
フロントへ。
今日もまた、アラモアナパーク前の海に向かいました。

朝の海は人が少ないのがなにより。
波は大きくて胸、肩くらい。(多分)
程よい腰くらいの大きさが私には狙い目。

遠くに望むダイヤモンドヘッドの上に朝日が昇り、
西の空にはレインボーが架かって、
ラッキーな一日の始まり。
風もまだ吹き始めていなくて、人の数より波が多くて、
ビジターの私にも、ご機嫌な波がまわってきます。

アラモアナはいくつも名前のついたポイントがあり、
それぞれ個性の違う波が立つ。
「ここで待つんだよ」という友人のの言葉に、
「ほんとうに?」と思うようなところで、
突然、いい形で波がブレイクする。

でも、ほかのポイントにいくと、
スピードも波の掘れ方もまったく違う波。
思いっきり巻かれました。

練習になります。はい。

朝の波乗りを終えたのが、10時。
車に乗りこんだ瞬間に、なぜかライトビールで乾杯。
まだ、朝ですよ。

マーケットで朝ごはんを買って、ホテルに戻り、
ゆっくりとしてるうちに、いつの間にか、お昼寝。

午後は、夕方まで待って、今度はワイキキの海に入りました。
波は残念ながら、一昨日、昨日、今日と、
少しずつ小さくなるけれど、とりあえず、海に浸っているだけで、
ハワイ マジックにかかってしまう。

西に傾いた日差しは、かなり強烈で、すべてのものを光と影だけの世界にしてしまう。
なかなか来ない波を待ちながら、日が沈むのをじっと待つこと1時間半。
水平線の上にぽっかりと浮かんだ雲に、お日様が半分隠れたころには、
ダイヤモンドヘッドがほんのりと赤らみ、この世のものとは思えないくらい、
リアルに浮き上がってきます。
反対側、ロイヤルハワイアンホテルのピンクの建物は、夕日を受けて、
茜色のオーラを映し出す。

戻る時間をまったく気にしなくていい波乗りほど、
幸せなものはありません。
水平線のアプリコット色と空の水色が、だんだんと深まっていく中、
突然、いい波が訪れはじめるのが、ワイキキマジックなのか、どうか。
あと一本で、と思いつつ。
結局、空に浮かんだ、半月の光で、
波の凹凸が何とか見分けられるくらいになるまで、
乗れそうで乗れない波を追いかけて、
パドルし続けてしまいました。

夕暮れのこの時間の海には、うっとりするような美しさが宿っています。
風もやんで、ひとかきひとかきする手に触れる海の水は、
トロンとやわらかく、リーフまで見える透き通った水にナイトブルーのフィルターがかかる。
波乗りをする姿がシルエットだけになって、
スローモーションのようにゆっくりと動く。

まるでご褒美のように、いい波をもらって、
人影がひとつ、ひとつ消えていく。

最後は、大きな波のスープにのって、岸まで運んでもらいました。

沖から届く、波はきらきらと月の光を反射して、
岸まで進む波はワイキキのライトを映して、
暗くなった海に光の筋を作りながら進む、特別な気持ちよさがありました。

波があってもなくても、
とにかく楽しんでしまいました。

ALOHA


comments

howdoiさん
内野さんのイベント、残念ならが逃してしまったのですよね。
写真を見て、とってもいい、と思っていたのでした。
ハワイの旅も、あと二日。
戻ったら、クラブ活動、ぜひ連れて行ってくださいな。

  • sae [TypeKey Profile Page]
  • 2008年10月17日 16:51

ホクレアの話きいてきました。Rainy Dayで。
ご存知と思いマスが、内野加奈子さんという航海士・写真家・海洋学者、ハワイ在住。

ざぶーん

  • howdoi [TypeKey Profile Page]
  • 2008年10月11日 14:03

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