愉快な仲間と福島へ

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いつだって旅は計画通りにはいかないものだが、
想像していた以上に楽しい旅になることほど最高のことはない。

この冬一番の冷え込みになったこの日、
目的地の福島の最低気温は1度、宿泊は暖房なしのキャンプ場とくれば、
おのずと荷物もでかくなってしまうもの。
出発直前に車を変更せざるえない事態もあったが、6人がしっかりとコミュニケーション
のとれ、お財布にも負担のならない1台の車におさまり、日の出前に出発。
常磐高速から国道6号を通り至った北泉海岸。
骨のずいまで冷やすような北西からのオフショアが吹いも、
腰からお腹くらいのサイズの波で満喫。
筋斗雲のように軽く速い、白いAVISOのラウンドノーズフィッシュで、
次々と波を追うロク。クラシックな重たいロングボードでじっくりと波を待つ、ヒデ。
笑顔でグーフィーのファンウエーブに乗っていく実さん。
サーフィンと出会って人生が変わったというチャーリーさんも、ここ北泉で合流。
人生で一度だけワイキキをサーフィンをしていらのアヤカも、果敢にトライ。
まずはトレイルランに行ってきたマリアは、何と今回がサーフィンデビュー。
波をかぶってもうれしそうにパドルアウトしては海のエネルギーをおもいっきり味わっている。
僕は、ここ最近はまっているパドボ。
それぞれ経験や道具は違えど、目が合うと皆、笑顔になるのが共通することで、
それぞれに調和しながら楽しんだ時間だった。

そして、迎えた夜は吹き抜けた冷たい風も止んで、最高のBBQ。
マリアが持ってきてくれた、炭で焼きたての香ばしいイベリコ豚は最高!
まろやかなワインがさらに引き立ててくれ、女性陣、皆で作ってくれたトマト風味の
煮込みスープは、カラダも心も温まるような濃厚な味。
ヒデは大阪人なみのつっこみばかりしていても、しっかりとダッジオーブンで、
シンプルだけど美味い手羽先とジャガイモ、タマネギの煮込んだ男料理。
僕は、地元産の取れたてのピチピチの鮭を、開いて焼くつもりだったのだが
入手できずに、やむなくアメリカ産の解凍物の鮭を購入。これが塩っぱくて失敗。
皆、おにぎりの具には最高だよ〜、とフォロー?してくれたけど。トホホ。。
ロク社長は、楽しそうに「素晴らしいね!」「最高だね!」を連発。
サービス精神が旺盛で、人を喜ばせることの好きな仲間たちと共に、
ホロ酔い加減で笑いは絶えず、いつしか記憶は絶えてzzzz

明くる朝の北泉は、ボヨボヨのスネサイズ。
よりよい波を求めて、南下を決定。
電話した友人がウエーブ・マグネットと喩えるポイントへ向かう。
メインのポイントは風が入りグチャ気味だが、
岬を挟んだ裏側へ細い路地を抜けていくと、
クリーンな海面が広がり波はピークからきれいに割れている。
その時は無人であったポイントへ、まずロクと僕が向かう。
予想もしていなかった胸肩サイズに、パーフェクトなファンウエーブ!
ひで、みのりさんも、たまらずに入ってくる。
その間、マリアは付近を散策。あやかは見事なマンガを描いてくれていた。
よいネットワークをもち、未知なるものへの驚き、そして発見をしてくチームである。

しめは、映画フラガールの舞台になったイワキの湯につかる。
湯煙の上る露天風呂の正面には、神社の境内からまっ黄色に色づいた銀杏の大木が高々と
伸びる。その風景をみながらこの地の美しさ、日本にある四季を愛でる心を改めて思う。
ドッグイヤーのように、目まぐるしく変化する今だが、このBEACHを、
静かに大きく伸びた大樹のようにしっかりと根を張って、育てていこう。

PS:皆のブログもそれぞれで面白いです!
ロク マリア みのり あやか