2008年09月 ARCHIVES

葉山にたうてぃ(乾杯)

台風15号が接近中ですが、フィリピンの西側に進みそうな16号に続いて、
17号も発生です。こちらは、14号、15号のたどったコースを行くのでしょうか。
ファンウエーブこそ歓迎ですが、生活に被害のでないことを願います。

しばらく続くようですね、雨模様。

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もうすぐご用邸前に待望のストアを出す、The Five Beans の森ちゃん。ひき立ての豆の香りがたちこめる空間、楽しみですね!

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葉山を拠点に地道な活動を続けられている、
オーシャンファミリーの海野さん、パドルアウト前に。

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セーラーの伊藝さんから携帯が鳴って、R-134へ行くこんな光景が。

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まだまだ暑いであろう、沖縄からやってきたサバニの名前は、「たうてぃ」
琉球語で「乾杯」の意だそうだ。

雨の日に、水に楽しむ

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休館日の月曜日は、企業の社内イベントにBEACHのプログラムをご提供しています。
台風15号のうねりが入る雨の一日。内野加奈子さんがカヌーのデッキから観た大海原やクルーたちの写真が館内には並んでいます。それらの写真は、海、カヌーの話しやパドルを
もった姿ともよく合うわけです。

ハワイを拠点に精力的にフィールドをまわる加奈子さんは、もうすぐ来日。
各地でイベントなどで活躍する中、BEACHにも来てくれるのは10月12日日曜日。

http://www.beach-hayama.com/blog/information/2008/09/hokulea.html

ところで、加奈子さん、10月8日(水)は、文筆家の伊勢華子さんのexhibitionでの対談と
その日も楽しい時間となりそうです。青山にある居心地の良さそうなMuu Muu Coffeeで
やるようなので、展示とともに遊びにいってみたいところです。

日本にある島の数は6852。名も知られぬ無数の島々があるわけなのですが、
そんなひっそりと、でも大事に受け継がれてきた島にまつわる展示には惹かれて
しまいますよ。
※詳しくは、こちらへ

転機

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昨日の午後から吹き出した南西風。

日中にかけて吹き続け、南風と北風がせめぎ合う前線が抜けると、一転して北東風に変わる。

そうなると、ぐちゃぐちゃだった波がクリーンな波に整ったりと、つまり転機なわけだ。

ものごとの転機、そんな瞬間は毎日、ニュースから耳にする。

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一昨日、学生時代から片瀬や鵠沼で一緒にライフガードや日本各地でウォーターパトロール
をしていた入谷拓哉くんから聞いた。

総務省が各地の砂浜にライフガードを設置することを検討課題として、委員会を開いているという。消防団ライフガードという位置づけだそうだ。

現在の消防士のように公務員というあり方もあるだろう。
地域社会で男達を結びつけていた消防団というあり方もいいだろう。
または、その併用というかたちもある。

市民の多くがビーチで過ごす時間を大切にしているオーストラリアでは、
公務員をライフガードとして呼び、ライフセービングクラブに属してボランティアで
活動する人をライフセーバーと区分した併用型だ。

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夏が過ぎて、祭りの後のように静けさにかえる秋の砂浜。

7月8月の2ヶ月間に毎年、海、山、川で100人以上の人が命を失う。

もっとパワフルな波がブレイクするハワイでは、海で命を失う人は、
年間でも10人ほど。

身近にある自然にふれながら生命力を育み、簡単には死なせないこと。

そんな環境を社会全体で築いていくことは必要だ。

海や自然の場で命をしのぐためだけでなく、社会の流れを変える転機として。

波のある朝

はるか遠くの彼方、台風14号からのウネリが今朝も到来
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マネージャーなおきも、のりのりです
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一番スタイリッシュはさすがのロク
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やさしいビーチブレイクで
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海と空が気持ちのいい朝
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のびのび、と
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カヌーも波乗りしていた朝
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ビーチから手を振るご夫婦は、ブルース・オズボーンさんと奥様
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次の台風15号も14号と同じコースをたどりそう
ならば、10月になった頃かな

海を渡る -OCEAN LEGEND-

昨夜、葉山新港を出航したヨットが大島の岡田港脇に至ったのが今朝6時30分頃。
北東風にのっていくはずだったのだが、予想より早く風が変わり、西風へ。
強い潮流のために、大島へはなかなか近寄れず、波間に揺れる木の葉のように翻弄
されながら、ようやく到達したのがこの時間だった。

ナビゲーターの西村さんは、世界に誇る日本人セーラー。
やはりというべきか、指示やアドバイスは、すべてが的確だった。
出港前のクルー、ミーティングでのこと。
「最終的な実行の判断は、デュークが行うこと。それは、伴走船に乗るクルーすべての
 安全を考えておこなうこと」

大島までの海は、時化そのもの。
同じ20ノットでも、日本の海の風とハワイの風ではセールのサイズが1サイズ、
違ってくるのだという。それは、湿度や温度のパランスからなる違いであり、
まさにこの近海の風は重く固い風だった。

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しばらく、海の様子が好転することを待つ。
その間もデュークさんには寸分の迷いもみえなかった。
満を持したように、西村さんの「いつでもOKだよ」と。

島かげとなる沿岸は、波こそ静かだったが、崖の上から吹き下ろす風と、
西からの横風は威圧感が十分だった。
沖に待つ、僕らの方向に向かって勢いよく向かってくるが、
ほとんど右側しかパドリングができないようだ。

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1時間をすぎたところで、真横だった風がやや後方へと回ってきた。
風も弱まってきていた。向きも進むべ方向へと後押ししてくれる。

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身体のはりや足の痛みや疲労。何度か落水もあったが、ボードの上に這い上がり、
ひと漕ぎ、ひと漕ぎに魂を込めて、大海原をはしるデュークさん。
そんな姿は、本当に感動だ。クルーの誰も、目を離すことがなかった。
大型の本船に道を遮られたり、ハンマーヘッドがボードの下を通っても、
大浜へと向かうパドリングに迷いはなかった。

半分の距離をすぎたことを告げた時、「やった〜はやいじゃん」と、
笑顔で本当に楽しそうにパドリング。

やがて、ガスがかっていた先に見えた城ヶ島。
その付近に西へと流れていた潮流を抜けてからは、
風、うねり、潮流すべての向きが葉山へと向かっているようにもみえた。
それは、デュークの意志であり、陸地で待つ家族や仲間、皆の想いでもあるように。

7時間45分ほどで葉山大浜の砂浜へと上陸。

古の大海原を越えた民は、危険をかえりみずに航海へと出たのだろうか。
好奇心や冒険心よりも、先人たちが行き来した上で、
その海を越えた先に、よりよいものがあることを知っていたケースの
ほうがはるかに多いだろう。
では、未知なる旅へと人を誘うものがあるとすれば、
争いで拡散していったこともあるのだろうが、
きっと、より豊かな生活やハッピーな環境を求めて海を渡ったのでないか。

"OCEAN LEGEND"、このプロジェクトをすすめるにあたり、
常々デュークさん語っていたのがメッセージを伝えることが最も大切だということ。
海を渡ることができてこそ、そのメッセージがますます生きてくるのだろう。

http://oceanlegend.net/

葉山新港にて、風をみる

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朝から北東風が吹き、夕方にかけて次第に強まった今日だった。
陸地近くでは穏やかに見える海も、沖へいけばいくほどに風に育まれた波は成長する。
大島の北海岸には大いに波が打ちよてていることだろう。
それに、南東からは熱帯低気圧からのウネリがとどき、
西から東へと向かう黒潮の分流とせめぎあっているのだろうか。

そして、これから風や海の状況がどう変化していくのか・・・

今晩、大島へ向けて葉山新港を発つ準備を、ひとつひとつ丁寧に進めるデュークさんは、
気持ちが揺るがずに落ち着いている様子だった。世界屈指のセイラーである西村一広も
準備には余念がない。ただただ、心強い存在である。

http://duke.oceanlegend.net/

さて、今晩葉山をヨットで発ち、明朝に大島→葉山を目指すのか。
または、明朝に葉山を発ち、大島を目指すのか。

しばしその時が訪れるのを待つのみの今、
ともに海を渡るセイリングヨットの名前"MAHANA"の意味である
「あたたかな海」につつまれて、到達点に至ることをイメージ。

次は・・・

アウトリガーカヌーは、10月26日(土)に江ノ島で開催される
湘南オーシャンパドリングチャレンジが目標です。

大会概要がでましたら、すぐにお知らせしますね。
BEACHからはカヌー2艇を出しますが、
出来るだけ多くのメンバーで参加したいですね!

がんばりましょう!!

ところで、コナレースのDukeさんのレビューがアップデートされています。
ぜひぜひご一読を!
http://blog.goo.ne.jp/hoena/

そのDukeさんですが、今週木曜日9月11日に、いよいよスタンドアップパドルボードでの
大島から葉山へのクロッシングのチャレンジです!

それと女子だけ11人でOC6で大島へクロッシングにアウトリガーカヌークラブ茅ヶ崎が
挑むようです!

海で精一杯挑めるチャレンジの機会が、
多様に生まれてくる社会はいいですね!!


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モロカイ島からオアフ島へのOC1(1人乗りアウトリガーカヌー)による海峡横断
レースの映像です。

Kaiwi 2008 / video

久々の葉山でも

夕暮れ近くの午後5時。

この時間だけにある愉楽を海で過ごせるようになったら、
きっともっといい。

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仕事を終えて、家庭に帰る前に。
海、自然とのつながり。
ともにカヌーを漕ぐ人とのつながり。
風がやみ、昼から夜に移り変わる、
とけあう時間に。

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ハワイイ島紀行 9/3

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ハワイイ島紀行 9/2

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翌3日は早朝から空港へ向かい、帰国の途へつくため実質の最終日。
レースでお借りしたカヌーをお返しするために、コナから再びヒロへと向かう。

「すごく個人的なことなんですけど、今回のレースへのチャレンジは、
これからの人生を考える上でのイニシエーション(通過儀礼)にしようと、
のぞんだんですよ」

「スタートして10分で全力を出しきって、それ以降はひとかきひとかき
身体の力をなんとか振り絞ってました。自分の人生になぞらえながら、
目標を定めて、あの岬まで何とか、どうにしてって。
だけど、フリ(転覆)した時は、もう身体がほとんど動かなくて、
死んでましたね」

「でも、フリした後はまた力が戻っていて、再生したような感じでしたよ」

クルーのHさんのコトバを聞きながら、そうかここは火山の島。
そして再生の島でもあるのだ、と。

(つづく)

ハワイイ島紀行 9/1 その2

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ハワイイ島紀行 9/1 その1

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ハワイイ島紀行 8/31

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Queen Lili'uokalani Raceの2日目。
この日は、OC1、OC2、ダブル=ハルのレースが行われました。
何人かがOC1、OC2のレースに参加。

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午後からはリラックスした雰囲気の中で、
表彰式を行いながらのルアウ(ビュッフェパーティー)。

夜は、コンドミニアムでBBQ。
今回のレース、旅で気づいたこと、思ったことを全員がまっすぐに語り、
誰ひとりとしてその場を離れることなく深夜2時頃まで。
最後は部屋を出て、海辺で星を観ながら、それぞれ語り合ったこと、
これからのことを想った。

仕事や家族、それぞれ皆かかえているものがある中で、
ここ数ヶ月は仕事前の朝練や個人での練習を経て時間やお金もかけて、
やってきたハワイイ。
カヌーの経験の長短はあれど、それぞれに全力のチャレンジがあった。

アイランドのリズムで過ごした今回だからこそ出会えた人。
出会えたこと。
そんなことが溢れていた。

海やカヌーにひとたび、魅了された者にとっては、ハワイイほど素晴らしい環境はない。
だが、僕らは確認しあった自分たちが暮らす地で、
家族や友人や仕事の仲間がいる地で、
今気づいたことをコミュニティーやそれぞれの人生の中で大事なものとして生かすことを。

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