2007年10月 ARCHIVES

「やまねこ」の小さなこだわり・その1

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台風のうねりに乗れるかな、と思っていた週末。
待ち遠しかった土曜日に、葉山に来てはみたけれど、湘南方面の海は小さな波。
でも、あきらめないのが、私のしぶとさなのですが・・・
夕方、満潮から潮が引き始めるころに、由比ガ浜で波と戯れました。

携帯の情報サイトでは、「スネからヒザ」とあったのですが、
もう少し、上がるんじゃないかな、という期待を胸に、
由比ガ浜のビーチの目の前、フリースペース、BORN FREE WORKS
の友人を訪れ波が上がってくるのをしばらく待って。

*サーフィンをしない方には、わかりにくいかも知れませんが。
波の大きさを体の部位を使って(そこまである、という意味)表現します。
スネ?ヒザというと、かなり小さな波のことです。

地元の人だったら入らないような波のない日にも、
週末しか来ない私は、必ずといっていいくらい海に浸ります。

嬉しい予感的中!!
ヒザくらいの波は、たまにモモくらいの波に変わり、
気持ちよくサーフボートを運んでくれます。
何本か波に乗るうちに、太陽が西に傾き、雲を美しく照らし始めました。
波を待つことより、空の美しさから目を離せない。
刻々と景色が変わり、
アンバーがかった光がいつしか、オレンジを濃くして、
やがて茜色の夕焼けを生み出しました。

空を映し、魔法がかけられたように変化する水面、
自然の優しさに包まれた嬉しさで思わず大きな笑顔に。
とろみのある白ワインのような水面に、ゴールドの輝きがまぶされて・・・・
幻想的なほどに、美しい時間。
ぜひ、いちど、海の上で、この景色を味わってみてください。
パドルボードで、夕焼けの中というのも、きっと素敵でしょう。
結局、すっかり日が落ちるまで、海に浸っていました。

この夕焼け、葉山からも見た方多いのではないでしょうか。

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次の日、日曜日の朝は私の友人であり、パーソナルトレーナーでもある、
内田あやちゃんが、BEACHのプログラム「ビーチキネシス」
クラスを教えるために、葉山に来ていました。
http://www.ayauchida.com/beach.htm

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秋の香りを濃くした朝の大浜は、澄んだ空気で満たされています。
こんな中で、ジャイロキネシス、気持ちよさそう!!

残念ながら、8時過ぎには逗子から東京に戻らねばならず、
早朝、海辺まで、ヨガマットをもち、ひとりでストレッチだけ。

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「やまねこ」の小さなこだわり・その1

東京に戻らねばならなかった理由は、あるMISSIONのため。
なんて、大げさですが。
美味しい生ビールの入れ方を習得すべく、
サントリーの利根川ビール工場へ見学に行ってきました。

O型で、おうし座という、詰めがあまくて、おおざっぱな性格なので、
何かにこだわる、というのが実はとても苦手。
でも、美味しいことには、ちょっとだけ力が入ります。
他の人が「ふーん」ということに、なぜか小さくこだわることが。
「やまねこ食堂」は、まさにそんな小さなこだわりが、
忘れた頃に見つかるかも。という空間のような気がします。

今、私が夢中なのは、生ビールの泡
生ビールって、こんなに美味しかった??
と思わせてくれたのが、「サントリー・プレミアム・モルツ」。
味もさることながら、その泡が一味違った・・・ような気がします。
もちろん、うちの店の生ビールはこれです。

午前10時に西麻布の長野屋酒店を出発し、約1時間30分で、工場に到着。
「どうしてこんなに美味しいか」「原料へのこだわり」「製造過程の工夫」、そして
「いかに素晴らしい賞をとったビールなのか」など、詳しく書きたいところですが、
それは、またの機会に。。。。
「サントリー・プレミアム・モルツ」の秘密をじっくりとお勉強した後に、実際に工場見学。
さらに、「美味しいビールの入れ方」の講習会を経て、
いよいよ、できたての生ビールをゴクリ!!
お、美味しいっ。

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この泡が違う! ホイップクリームみたいにしっかりとしていて、軽い舌触り。
仕事の後の一口目は、「おつかれさま!」と言ってくれているみたいに、優しい苦味。
味は軽快ながら、軽すぎず、深い香りと存在感があるのが特徴。

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チェコやドイツから届く上質のホップは、通常の2倍も使用。香りや深みが違ってくる。

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使用する天然水も美味しさの重要なポイント。赤城山のふもとにあるこの工場では、美味しい水を地下からくみ上げて使っている。この中で麦汁が発酵して、若ビールが作られる。

美味しい泡で入れられるよう、日々励んでいこうかと思っています。
ぜひ、お試しくださいませ。


可愛らしいサイン発見!

三連休のあとだと、一週間がほんとうにすぐ過ぎてしまいますね。
あっという間に、週末でした。
日曜日、初めて、パドルボードに挑戦しました。
天気はあいにくの曇り空、たま?にうねりを感じる程度のクリアな海。
最初は、危なっかしかったのですが、だんだん慣れてきて、
膝と腰をしっかりと入れて漕ぐ練習。
次回、波のあるときに備えて、乗っている自分をイメトレしてみました。

波のない日のさらなる楽しみを友人に教えてもらいました。
シュノーケリングです。
ウエットスーツを着てだと、なかなか潜りにくいのですが、
水も冷たくなってきたので必要。
でも、寒くなってきたから、海の水がこんなに澄んでいるのだとか。

いたいた、
白と黒の縞々の魚や、小さくて群れをなす魚たち。
いつも、何気なく水面を行き来していたけれど、
こんなにカワイイ子たちが、いると思うと、なんだか嬉しくなります。

さて、アウトドアフィットネスクラブBEACHのクラブハウスに戻って、
なんだか、この前とはちょっと違う様子を発見。

庭のマウンテンバイク置き場や、
レセプションディスクの横・・・
とってもキュートなサインを発見しました。
以前にも、「やまねこ食堂」のロゴを描いてくれたアーティストとして
紹介した、中川あやかさんが、
BEACHのために、作ったのだとか。
「か、かわいい」思わず、もって帰りたくなる愛らしいイラストです。
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空と海と風、パーフェクトな三連休。

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天高く、馬肥ゆる秋。
子供のころの、運動会の日に見た空を思い出しながら、
つい、そう口走ってしまうのですが・・・

空気がぐっと澄んで、太陽の日差しが心地よく、
風がからっとしていて、
きれいな形の波が次から次へと押し寄せてくる。

「What a beautiful day」 、ほんとうに美しい秋の週末でした。

BEACHの近くの、普段は湖のような海も、
この三連休は、波乗りをする人にとっての天国。
沖の彼方から、列をなして届く波のエネルギーを、
おなかいっぱい楽しむことができました。

そして、何がいいって、海まで1分のところに、BEACHのクラブハウスがあって、
そこから、歩いてボードを運んで波乗りして、
疲れたらクラブハウスに戻って、ちょっと休んで、また海へ・・・・
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まるで自分の家から「いってきま?す」とか、「ただいまぁ」と出入りするような感覚。
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海から戻ったら、クラブハウスのデッキ横のシャワーで、ボードと体を流します。

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すぐに使いたいタオルや着替えは、このカゴの中へ。
貴重品はクラブハウス内のシャワールームにあるロッカーに。

心行くまで、波と戯れることができたことも大切だったけれど、
夢のようなライフスタイルをホームビーチで楽しめたというのが、心から幸せ。
波がいいと、ごはんを食べるのを忘れてしまうくらい、
気持ちがウキウキして、いっときも海から離れられない私にとって、
この三連休、BEACHのお弁当やスナックも大きな助けになりました。

浜から10分くらいパドルして沖のほうに立っている波に乗り、
また戻ってきて波に乗る、そんなことをしていたら、
「ありがとう」という言葉が、心の底からこみあげてきます。

「ありがたい」という言葉の意味は、自然現象と深くつながっている、とある人に聞いたことがあります。
めったに起こることがないくらい、もったいなく、感謝するに値することに対して発せられる言葉。

ハワイのカフナに、以前教えられました。*カフナとは、ネイティブの歴史や文化を伝承する人物。
「自然のスピリットに向けて、自分の言葉で話しかけてみなさい。
そうすれば、必ず聞き取ってくれるから」と。

海に入るとき、海に向かって「お願いします」
海からあがったとき、振り向いてちょっと立ち止まり「ありがとうございました」
いつの日からか、それが習慣になっています。

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月曜日は、あいにくの曇り空。
夜明けとともにBEACHにたどりついたら、朝日がちらっと空を明るくして、
ハワイに吹くような、ちょっと生暖かい南風が吹いていました。

前の日から、気になっていた、砂浜の切り株をチェック。
ここで生えるはけないよなぁ。と思って。
こんなに大きな、切り株を運んでくる波のパワーは、おそれおおいです。