2008年04月 ARCHIVES

本が発売されました!

季節は、春から初夏へと移っています。
しかし、その流れに乗れてないのが、私。

この週末、とうとう疲れがたまり、ダウンしました。
2月、3月、4月と続いた、本の製作のための二重生活。
早朝から昼までは、撮影や原稿にバタバタの編集者、
午後から夜は、食堂のおかみとして、ハラハラ・・・の日々。
熱と鼻水と咳、そして垂直に立てないくらいのめまい。
「海に行きたいよぉ」と、ベッドの中で泣いていました。

寝てなさい。遠くからそう聞こえてくるようでした。

お陰さまで、エネルギーは8割チャージされ、
GWの初日は、葉山に行くことができました。

1週間行かなくても、さびしい気持ちになってしまう
BEACH 葉山のクラブハウスに顔を出したら、
素敵なイベント、始まっていました。
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KO'DA STYLE 「よこしまな夏」

BEACHの会員でもある、こうだかずひろさんの作品です。
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ほんものが好きな人の心に響く、職人技のバッグ。
ひとつひとつ丁寧に仕上げられた、帆布のバッグは、使いこむほどに愛着が深まりそう。。。。
と、私も去年から狙っているものの、あまりにもすべてが魅力的すぎて、
自分のためのひとつ、が決まらない!!
そうこうしているうちに、バッグはオーダーしてから、数ヶ月待ち、という人気。
焦りつつも、午前中から夕方まで、迷ってまだ決まりません。
形は決まったのですが、色が・・・・

バッグを何度も持っては置き、鏡に映してみたり。
優しいこうださんのひとこと。「大丈夫ですよ。6日までやってますから」
GW中に、決まるかな。欲しすぎて、好きすぎて、あれもこれもは、いけませんね。
早速決めていた、会員の方に、「まだ、悩んでるんですか」と笑われてしまいました。

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そうそう、年明けから、がんばって作った本が完成しました。
「とよた真帆のインテリア・ライフ」 講談社から。
裏表紙や、各章の扉など、BEACHスタッフ、中川彩香さんの刺繍を使った作品で
飾られています。
小さな、可愛い、実用書です。
インテリアのほか、おもてなしのテーブル、レシピ、器などもあります。
もし、よかったら、本屋さんで見てみてください。
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「やまねこ食堂」よりお知らせ

GWも、暦どおりにやまねこ食堂は営業しています!
http://yamane-ko.com

色とりどりのバッグが咲いた

19日、20日の週末は、BEACH葉山のクラブハウスで、
BEACH MARKETが開かれました。
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これからの季節、海辺での暮らしに活躍する、
東京発信のビーチウエアブランド「imanja」のビキニと、
マウイ発信のアーティストLINDAが作る、ギャザリングバッグが、
クラブハウスをカラフルに彩りました。

お天気は晴れたものの、風が強くって、オーシャンプログラムの中止もあり、
もっとビキニを着る気分を盛り上げたかったのがほんの少し心残りですが、
沢山の方がMARKETに訪れてくださって、楽しんでいただけた様子。
第一回目のBEACH MARKETをホッとして終わらせることができました。

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1日目は、スタッフのみのりさん、2日目は、あやかさんの、あたたかなヘルプで、
ちょっとした、スライド&トークの時間をもたせていただきました。
海外の旅の取材で訪れたスペイン、イビサ島の話や、
サーフィンをしに行ったバハ・カリフォルニア、ハワイのオアフ島、マウイ島などの話、
海辺の暮らしのこと、サーフィンを楽しむために心に留めておきたいこと・・・など、
参加してくださった方々は、私のたどたどしい話にお付き合いくださって、ほんとうに感謝しています。

バッグやビキニを手にとりながら、ハッピーな気分をみなさんとシェアできたことが、
とても嬉しかったです。

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ハワイの植物がプリントされたバッグは、よく洗いこまれたキャンバス地でできていて、
肩にかけると、なんだか安心してしまうようなぬくもりがあります。

今回、手に入れてくださったみなさん、ファーストインプレッションで、
「自分らしい」ものを選んでいたのが、興味深かったです。
いろいろな色や柄から選ぶのは、迷ってしまってたいへん。
客観的な意見を聞きつつも、結局、自分色を見つけるのですよね。

BEACHのクラブハウスの木のドアを開けて、
帰っていく後姿に、ギャザリングバッグが掛かっていて、
「うん、うん、彼女らしい」と、心の中でうなずいて見送っていました。

もうひとつ、興味深かったのは、東京ではけっこうベーシックカラーが人気でしたが、
さすが、ここは葉山。
フレッシュで、鮮やかな色が、大人気でした。
BEACH葉山を発信地に、この町にカラフルなバッグが歩きまわる姿、
想像するだけで楽しみです。

そうそう、「彼女」たちばかりでなく、大きいサイズは「彼」にもぜひ。
夏は、洗いざらしの布バッグ、気持ちいいですよ。

Special Thanks:
Nagai, Ayaka,Minori, Iha, Naoki, Tama,Roku, Hide and his friend
Yoji and Makiko


BEACH MARKET 開催します!

この土日は、「素敵な男子」に胸いっぱいの週末でした。

まずは、土曜日。
久々に波乗りできる週末だったのに、寝坊して東京を出発。
葉山でボードをピックアップして、由比ガ浜に向かいました。
波なくなっちゃってるかなぁ、と心配しつつも、海に到着。

そこで、遭遇したのは、カリフォルニアのプロ・ロングボーダー、ケビン・コネリー
YUのボードのシェープのための来日とのことです。
DVDでいつも見ていた人物が、そこに飛び出てきたのにびっくり。
さらに、想像より細くて、日本語を上手に話しているのにも、なんだか嬉しい驚きが。
波は、セットでモモくらいでしたが、とっても軽く乗っては、ずっとずっとノーズライディング。
しなやかな動きに、見とれつつも、グッドイメージをもらってこちらも波乗りを楽しむ。
インサイドでお父さんにサーフィンを教わっていた子供たちに、
「がんばってねぇーーー」と声をかけていたケビンの姿。
「たのしいねぇ、いい波も来るよー」と、波を追いかける姿。
天気も春爛漫で、みんながハッピーな気分で満たされました。

そして、昨日、日曜日は、ジャック・ジョンソンのライブ。
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海からの風は、冷たくって、ジャックもほかのメンバーも、
寒さにかじかむ手に何度も息をふきかけて、プレーしていました。
彼らの演奏は、もう言葉にする必要もないくらい、心をあたためてくれるものです。
ステージのセッティングから、ロケーションから、すべてのバランスが、心地よくて。
晴れてたら・・・なんて、考えも浮かんだけど、
まあ、人生はそんなにうまくいかないくらいが、ちょうどいい。なんて、思ってみたりも。
後ろに流れる映像に、波があったり、空があったり。
そこにいながらも、心の中では、ずっと波に乗っていました。

最後、アンコールでは、ジャックひとりが、ギターをもって出てきて、
観客の「I LOVE YOU」という言葉に、「I love you,too」と答え、
「僕がここで言う”I love you"は、おおやけに向かってだけれど、
 僕が、奥さんに言う意味とは、違うことなんだよ。
 そのLoveを歌ったのがこの曲なんだ」
と歌い始めて、人を愛する気持ちをこんなふうに綴れるといのは、
ほんとうに素敵だな。とじんわりしました。
その曲、全部の意味を聞き取ることはできなかったけれど、
愛にあふれていたなぁ。「Love」のおすそわけ、いただきました。

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お知らせです。

さて、次の週末、4月19日(土)、20日(日)は、BEACH葉山のクラブハウスで、
夏を前に海のおしゃれを楽しく彩るビキニとバッグのマーケット、
BEACH MARKETを開きます。
19日(土)12:00から、18:00
20日(日)9:30から、15:00

*ビキニは、
以前にもちょとご紹介した「イマンジャ」という
注目ブランドのアイテムを、BEACHセレクトの中から、
ひと足早く、オーダーできる受注形式。
http://www.imanja.jp/
色、柄、形ともに、何着も欲しくなるくらい、
素敵なビキニが充実です。夏の必需品をぜひこの機会に。

*バッグは、
私が前々から大好きだったマウイのアーティストLinda Van Alstineのバッグを、
紹介させていただきます。こちらは、当日購入できます。(現金のみのお支払いとなります)

葉山の海にとっても似合う、ハワイの風と植物の息吹を感じられる、アイテムです。
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キャンバス地に何度も洗いをかけて、アーティストが描いたハワイの植物の絵を
シルクスクリーンで、プリントしたギャザリングバッグ。
サイズは、2種類あって、男性にも、使っていただけます。

ずっとこのアーティストのバッグのファンで、去年、雑誌「旅」の取材で、
なんとか本人の取材をすることができ。お正月、マウイに行ったときも、
彼女のアトリエを訪ねてきました。私もすでに5つ目のバッグを愛用中です。
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ウィンドサーフィンをやるために、マウイに移住し、
そこで、ハワイの文化や自然に心惹かれ、
植物や動物を描くことから始めたというLinda。
彼女と娘のLeafがひとつひとつ丁寧に作り上げるバッグには、
特別な魅力があります。

MARKETの2日間、BEACH葉山のクラブハウスで、
少しお時間をいただいて、私自身の体験などをお話する、
「Slide&Talk&Smile」というイベントもあります。
旅で出会った、海辺の暮らし、素敵な女性たちのスタイルなど、
また、サーフィンのこと、自然とのつながりのことなどお話できればと思っています。
楽しい時間を、みなさんとシェアできたらと思います。
ぜひ、いらしてください。
時間は、19日(土)17:00-17:30
     20日(日)11:45-12:15

*そうそう、20日の朝、8:00から、荒井じゅん先生の太極拳のクラスもあります。
マーケットはそのクラスのあとから始まりますので、ぜひぜひ、参加してください。

風の音を聴いて

この二週間以上、ずっと、心に溜めておいた思いがあります。

春のぬくもりが、桜の満開を連れてくる数日前の満月の夜。
BEACH HAYAMAのクラブハウスで、忘れられないライブがありました。

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アコースティックギターの奏でる素朴で優しいメロディが、
梁のある木の天井に響き、
そこにいる人、ひとりひとりの心に響き、
あたたかい思いとなって、空間を満たしました。

自然の風景を、音で描く。
そんなすごい技を、さりげなくこなすKAZZさんというアーティストに、
心底、惹かれてしまいました。

あまりに感動して、
普段なら、誰にでも遠慮なく話しかける私が、
恥ずかしくて、照れてしまって、「ありがとうございました」としか言えなかった。

ライブの間、ずっと目を閉じて、曲を聴いていると、
スイッチを押したように、ビジョンが浮かび流れていく、
「こもれび」「花」「大地」「風」・・・シンプルな曲の名前。

”ちらちらと光の落ちる森を、少し足早に通り過ぎて行く、
 ふっと視界が開けて、花が咲く草原に。
 髪をなでる風が、強くなり、弱くなり、流れていき。
 土のイメージ。赤みのある土が力強く歩けと前に広がる・・・”

 ひととおり、トリップしたら、森戸海岸の凪いだ海。
 あしもとに、さざ波がゆるく打ち寄せてきていました。

「海辺に座り、目を閉じて風を感じたことがありますか?」
「土の上を裸足で歩くと、どんな感じですか?」
「森の中で空を見上げると、お日様の光はどんなふうに降ってきますか?」

KAZZさんの音楽には、その感覚を思い出させてくれる言葉があります。
自然の中にいなくても、自然を感じさせてくれる不思議な力。

満開の桜を見て、
「この桜が風に舞う様子を、KAZZさんはどんなふうに弾くのかな?」など思っています。

また、ぜひ、BEACHでのライブを楽しみにしています。