改めて、 金子 Dukeさん <2> Photo album

引き締まった筋肉、黒い髪をひとつに束ね、
真っ黒に日焼けしたDukeさんにはじめて会うと、
「この人は、いったいどこからやってきたのだろう?」
と思わずにはいられない。
BEACH HAYAMAのクラブハウスに、
HAWAIIの風をそのまま運んできてしまう強烈な存在感。
寡黙にキビキビと動く様子は、
正直、ちょっと近寄りがたい感じもなくはない。

でも、その目がこちらに気づいた瞬間、
まったく垣根のないハートで、相手を受け入れてくれる。
頑強な海の男というイメージの中に、
感動すると涙が止まらない、というスイートな部分をあわせもつDukeさん。

*Dukeさんを知るには、まずはOCEAN LEGENDのサイト、
プロジェクトの意義を要チェック。
http://oceanlegend.net/meaning.html

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色あせたモノクロの写真の中で、真面目にポーズをとる二人の兄の横で、
おどけているのが、Dukeさん。
長崎の海辺の町で、三人兄弟の末っ子として生まれ、
先祖代々漁師の家で育ち、小さいころから体を動かすことばかりしていたという。
*Dukeさんが今に至るまでの、波乱万丈プロフィールは
http://oceanlegend.net/11.html

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20代をアメリカ西海岸で過ごした。
今のDukeさんからは、なんとなぁく想像できない若かりし日の姿。
(想像できないのは、私だけ?)

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隣の愛らしいBoyが、BEACHBOYSのKenny。
パパというより、お兄さんという印象のDukeさん。

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今につながる何かが、Dukeさんの中に宿り始めている。
Kennyもすっかり男らしくなって・・・.。

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Dukeさんを「今」に導いた、運命の出来事とは?


Dukeさんが、今、ここまで海と魂を共にし、
大きなチャレンジに導かれるにいたるには、
ふたつの大きな転機があったという。

ひとつは、長年続けていたアウトリガーカヌーの世界で、
真のハワイアンに出会い教わったこと―――
「自然と調和し、海に感謝し、海を尊敬して生きることがどれだけ大切なのか」。
それまで、レースで勝つことに専念していたDukeさんにとって、
アウトリガーカヌーのまさにスピリチュアルな部分を学ぶ機会だった。

さらに運命を変える大きな出来事は、ホクレアとの出会いだった。
2007年、日本に訪れたホクレアに触れ、CREWたちとの交流により、
人生も、価値観もはっきりと変わったという。

「かつては自然を信じることで、迷わず進むべき方向を定めることができていた人間は、
現代社会では、形のあるものだけに価値を置き、経済的な発展や
新しいことだけに目を奪われ、多くの大切なものを忘れてしまったのでは・・・」と。

20代後半に、バブルの浮き沈みに翻弄された経験から感じたこと。
心の安らぎは、いつでも自然、そして海が運んできてくれていたこと。
さまざまな思いが束ねられ、強い思いとなって体から弾け出しそうになった。

その日から、自分は何ができるのだろうか。
古代の人の知恵、自然と調和して生きること、ホクレアから学んだことを
どうしたら伝えられるだろうか・・・・そして、今のDukeさんの姿があるのです。

*ホクレアについては、Dukeさんのブログhttp://hoena.net/hokulea.html を。
*ホクレアのナビゲーター、
ナイノア・トンプソンとは、http://gaiasymphony.com/3_cast.html#nainoa