2008年02月 ARCHIVES

<報告>乗っちゃいました、新ボード。

年明けから、待ちに待った、この日が来ました。

朝から風は強かったけれど、
週末に、久々に波が腰くらいまで上がり、
由比ガ浜で、新しいボードにトライしました。
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1月にアップしたブログ「早くのりたいな」
http://www.beach-hayama.com/blog/sae/2008/01/post_22.htmlでも登場しましたが、
私の可愛いボードはこの子です。

海は、今がいちばんの激寒。
クリアに晴れた空から降り注ぐ太陽の光は、真夏の海をほんのつかの間思い出させるけれど、
ゴワァーという強風とともに、そんな夢のような錯覚も、一瞬で吹き飛ばされます。
水温は、二ヶ月遅れなので、16℃と水の中のほうが気持ち暖かい。
5ミリのセミドライウエットは、ブーツとグローブをつけて、水が中に入るまではまだしも、
頭から落ちて、びっしょりになると、ほんとうに寒っぅーーーー。

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でも、沖のほうから、波が美しいラインナップでやってくるのを見ると、
どうにも、入らずにはいられないのです。

新ボードは、ドナルド・タカヤマ NOAH KA OI (ハワイアン・プロ・デザイン)。
エポキシ素材の9ftで、長さはしっかりあるけれど、幅が細く、
ノーズとテールの形も少しシャープ。
軽くてパドルの力が板にしっかりと伝わるので進みが速い。
テイクオフも速くできて、まさに、求めていたボードという感じです。

乗ってからは、動かしやすい反面、
ぐらぐらと安定しにくいけれど。
ここからは、修行修行。。。。。
このボートとともに、がんばっていきたいと思います。

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逗子に住む、アートディレクターの向さん(右)と
久々に一緒に海に入れたのも、とっても嬉しかったです。

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日が沈んでも、波はきれいに打ち寄せてきて、
海をずっと見続けていました。


可愛い形の甘いもの

うっわぁーーーーもう20日だ。
どうしたものか、2月は目がまわりそうに時の流れが速いです。
平日には「やまねこ」の仕事、週末には編集として本作り。
充実しているというのか、落ち着きがないというのか・・・

しかし、この日曜日は、3週間ぶりに海に入れたので、
体の疲れはマックスですが、心はかなり軽くなりました。

(午前中は天気がよくって海日和だったのですが、
午後は曇ってきて、葉山を出るころには、雪もちらついていて、
でも由比ガ浜で、ヒザ、モモくらいだったのですが、波遊びしました。
ちなみに、新しいボードはまだおろしていません。来週かな・・・)

今回、とよた真帆さんのインテリアの本作りで、嬉しい出会いがありました。
なんと、レイアウトデザインをお願いしているグラフィックデザイナーの方が、
逗子在住のサーファーの女性なのです。うっすらと日に焼けて、笑顔の素敵な方です。
日曜日は、仕事といいつつも、葉山で打ち合わせができたので、
気持ちはとってもリフレッシュ。
前日、箱根の温泉に行っていたということで、
可愛らしいお土産をいただきました。
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包みを開けたとたんに、
とってもハッピーな気持ちに。
3つの鈴の形の最中が、三色の紐で結ばれている、
縁起のよさそうなお菓子。中にはこしあんが入っています。
食べてしまうのがもったいないくらい。

そして、もうひとつ、
ハワイから届いた、お土産。
これは、私のお気に入りのクッキーです。
HONOLULU COOKIE COMPANY
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オアフに行くという人がいると、ついついお願いしてしまうくらい。

甘い上に可愛い、ほんとうにスイートなスイーツです。
しあわせなお菓子をありがとう。


三連休も海はお休み(涙)

雪が降って、大騒ぎで始まった一週間は、
大急ぎで過ぎていきました。
その間に、西麻布から、栃木県の佐野、浅草、原宿、表参道、渋谷、祐天寺などなど、
さまざまなところに出没しておりました。「どこでもドア」が欲しかったくらい。

さて、先週末の雪で、葉山に置き去りにした車を
仕事で東京にやってきたBEACHスタッフの永井さんと実さんが
無事届けてくれました。(ほんとうに、助かりました。ありがとう。。。)

その引渡しで二人と待ち合わせしたのが、原宿。
お二人の今回の仕事というのが、
BEACH HAYAMAで、今春から扱う水着の仕入れの打ち合わせ。
原宿、キャットストリートに近い場所にショップのある、
「imanja」というブランドのビキニのセレクトのためです。
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私にとってのビキニは、まさにワードローブの必需品。
車を引き取るのを理由に、打ち合わせにちゃっかり参加してしまいました。
お店に入るなり、目が泳いでしまうくらい、可愛いビキニがたっくさん。
BEACHのメンバーの方々に、自信をもっておすすめしたい数点に絞り込むために、
実さんとあれやこれやと相談。
それぞれが、実際に試着をして、意見を交換。
一時間近くかけて、海でのアクティビティにぴったりのビキニたちを選びました。
ビキニ人口は増えているけれど、まだまだ抵抗がある・・・
という人にも、ぜひぜひこの夏は挑戦してもらいたい。
サーフィンにも、アウトリガーにも、ヨガなどにも、
着替えやすさや、機能の面でも、ビキニ、とっても重宝します。

レディスだけのラインアップなのに、店の奥では、なぜか永井さんがパーカを試着。
思いのほか、似合っているのに大笑いしつつも、
この春の新柄というパーカをふたりで試着。
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ビキニを中心に、ビーチで使えそうな、トップスやオーバーパンツなども充実。
形も色も柄も、ほんとうに可愛くて、何着も欲しくなる。
まるで、柔肌のような履き心地のヨガパンツもあって、早速購入してしまいました。
ビキニは迷いすぎて、決められなかった。。。。
近日中に、きっと2着は買ってしまいそうです。
*現物の写真が手元にないので、次回、必ずアップします。

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先週は雪だったし・・・・
海に入らずに2週間が過ぎてしまいました。
うずうずしつつも、この連休は、編集の仕事で東京から出られません。
講談社のGRAZIAという女性誌から出るインテリアの書籍の製作のため、
女優とよた真帆さんの自宅とインテリアショップでの撮影がありました。
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とよたさんがよく行く、目黒通りの「monde」で。タイなどのアジアの家具や雑貨が置かれている。

インテリアを中心に、暮らしの中での素敵なセンスを紹介する一冊。
キッチンツールや料理、レシピなども登場します。
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料理上手のとよたさんが、お気に入りのスープマシーンで、
心あったまる、野菜たっぷりのスープを作ってくれました。
本の中では、5種類のスープをレシピとともに紹介します。

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来週こそは、いい波に出合えますように (合掌)

立春大吉、凍結の中、行ってきましたっっっ

節分の前夜、下山口の古い小さな日本家屋では、
四畳半の居間でこたつを囲んで、鉄板焼きの宴が開かれていました。
BEACHスタッフ、MaさんとNさんも参加。
「明日は雪だから、今夜は飲んでも大丈夫かもーーー」と誰か言っていたけど、
「ほんとぉう? そんなこと言ってて、けっこう晴れちゃったりするんだよねぇ」と酔っ払いの私。

しかーし、朝起きて、びっくり。
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油断しすぎていました。
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チェーンも積んでいない、都会仕様の車は、可愛そうなことに葉山に置き去り。
電車で東京まで戻ることに決定しました。

丘の中腹の家は、すぐ目の前が、通常でも転ぶ友人続出の坂道。
下の家の子供がそりで楽しそうに滑るのを横目に、
とりあえずはBEACHのクラブハウスに、防水の完全武装で訪れました。
(なぜか靴だけは、コンバースのオールスターで、びしょ濡れ)
薪ストーブのたかれたクラブハウスは、雪山で遭難しそうな者にとって、
あたたかな避難所のようでした。
(ほんとうに、都会っ子は、ひ弱だなぁ)
たどり着いた、クラブハウスで、こんな可愛いシーンを発見。
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雪帽子をかぶったみかんたちに、思わず顔がほころびます。
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クラブハウスも、雪をかぶりました。

車を置き去りにしてでも、東京に帰らねばならない理由は、
その夜、2時起きで、栃木県佐野市の日本酒の蔵元に、
「立春朝搾り」のお酒をいただきに行くため。

旧暦では、新しい年の始まりとされた「立春」
「節分」でそれまでの一年を祓い清め、
新たな春を迎え入れる日。
高速道路が凍結と濃霧で通行止めになりつつも、
「やまねこ食堂」がいつもお世話になっている
西麻布の「長野屋酒店」のご主人、林さんの案内で蔵元に伺い、
生まれたてほやほやの縁起もののお酒、仕入れてきました。

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車の中で朝日を拝みつつ、蔵元に到着。
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延宝元年開業、330年以上の歴史のある「第一酒造」。
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江戸末期の建物の中で、お酒造りが営まれています。

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蔵の中には、神棚があり、その前に祭壇が設けられたいました。
もろみを前日より搾り続け、早朝に瓶詰めされたばかりの「開華 立春朝搾り」と共に、
蔵元ゆかりの神社のお祓いを受けます。

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まだまだ、忙しそうに出荷の準備が。

昨日一晩働き続け、いまは少しだけ静かになった蔵の中を案内していただき、
日本酒の製造工程、勉強させていただきました。

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お酒の原料、米を精米機にかけ「米を磨き」ます。
普通家庭で食べるお米は、米ぬかを1割削るそう。
通常、日本酒になる米は、57%を残して、つまり酒に必要のない外側の4割のぬかを削る。
それによって、すっきりとしたきれいな味わいになるとか。
今回の「開華 立春朝搾り」は、さらに53%まで磨き上げた米を使用。
仕込みのために使った米は、24時間精米にかかった。

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精米機の横では、一番外側の茶色っぽいぬかから、真っ白なぬかまで、
ぬかが、「赤ぬか」「中ぬか」「白ぬか」「上白ぬか」の4種類にわけて袋詰めされていた。
左ふたつは、主に家畜の飼料や肥料に、右のふたつは、団子やせんべいに使われる。

真っ白なぬかまでを取り去ったお米は、なんだか「お姫様」のような輝きがあるような気がして、
それで出来上がるお酒に、愛おしさを感じ始めます。

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大きなお釜でお米は蒸され、
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35℃くらいに保たれた麹室で、麹菌によって発酵がすすみ
米のでんぷんはブドウ糖となり、その後、水を加え加熱して、
もろみ(どぶろく状態)へと仕上げられます。

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すべては、趣きのあるこの蔵の中で行われています。

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搾り機で、昨夜2時から今朝の7時まで、搾り続けられました。
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日本酒の副産物、酒かすも香り高い。

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こうして生まれた純米吟醸 生原酒 「開華 立春朝搾り」。

果物系の香りを生む、麹菌を使うことで、
口に含んだ瞬間、甘いフルーティな感覚が広がるとともに、
力強さとキレのよさを感じさせてくれる、磨かれた味わい。

なにより、生まれたての美味しさは、五感に響きます。
舌で味わう喜びのあるお酒です。

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長野屋酒店の林さんが、このお酒に掛けるようにと、
丁寧に木札に名前を入れてくださって、
お酒とともに、神主さんのお祓いをしていただきました。

昨日、立春の夜に早速「やまねこ食堂」で味わってくださった方々にも、
とっても好評でした。
寒い日にあたたかな部屋で飲む、キンッと冷やした一口目がなんともいえない。

日本酒の勉強も、もっとしなくては・・・と、新たな興味が湧いてきました。

味わいはもとより、今回お目にかかった第一酒造の方々の
酒造りに向ける真摯な姿勢とあたたかさが、このお酒に対する信頼を厚くしました。
作り手の顔を見て、さらに愛着が湧くというのがとっても大切のような気がします。

甘いお届けもの

年が明けて、あっという間に2月になってしまいました。
葉山は、今が一番寒いとき、
まだ春の気配も感じられず、寒さに耐えるとき、
この骨に染みる寒さと、静けさを味わうことで、
これから始まる新しい季節が、新鮮でありがたく感じられるのだなぁ、
毎年、暖かくなったころにはそう思えるのですが・・・・

平日の東京での暮らしは、葉山での週末の3倍速で時間が過ぎます。
自分が動く速度も速くなるけど、
同時に回りがすごい勢いで動いているからかもしれません。

木枯らしの吹く西麻布の交差点は、
強い風の吹く葉山の海より寒く感じられます。
それは、景色がほんとうに冷たいから。
高速道路、たくさんの車、コートの襟を立てて寒さに耐えながら足早に歩く人々、
グレーっぽい色彩。
私もこの中のひとりなんだなぁ。と思うと、自然から見放されたような、
さびしい気持ちになります。

でも、そんなある日、店を訪ねてくれた友人が、
心あたたまるお土産を持ってきてくれました。
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きれいに包装された箱の、持ち重りのする手ごたえに、「美味しいもの」の予感。

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しっかりした箱の中からは、2段重ねの箱が飛び出してきました。
そう、中身は、「わらび餅」。
東京ではあまり口にすることができない、ふるふるのわらび餅です。
餅の分量に対して、たっぷりすぎるくらいの、きなこがついています。
そして、蜜は白蜜。

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京都のわらび餅に負けず劣らず、すばらしい食感。
ふるふると揺れるわらび餅を大胆に3つに分け、
くせのないシンプルな甘さの白蜜をとろりと上にかけて、
むせるくらいたくさんの、きなこをのせて、
「いただきまーす」<合掌>

全員、無言・・・・・。うう、おっ美味しい(心の中)

大好きなスイーツをバケツ一杯食べたーい、という
子供のような欲求が、すっかり満たされた感じ。

ほんとうに、うっとり。
夢見る気分で、幸せな世界に浸りました。

甘いものって、ほんとうに心を暖めますよね。

「わらび餅」は、麻布十番にある、AMANOYA(03-5484-8117)のものでした。
こだわりの味、機会があったら、ぜひお試しください。

なべさん、いつも愛のあるお土産をありがとう。