甘いお届けもの

年が明けて、あっという間に2月になってしまいました。
葉山は、今が一番寒いとき、
まだ春の気配も感じられず、寒さに耐えるとき、
この骨に染みる寒さと、静けさを味わうことで、
これから始まる新しい季節が、新鮮でありがたく感じられるのだなぁ、
毎年、暖かくなったころにはそう思えるのですが・・・・

平日の東京での暮らしは、葉山での週末の3倍速で時間が過ぎます。
自分が動く速度も速くなるけど、
同時に回りがすごい勢いで動いているからかもしれません。

木枯らしの吹く西麻布の交差点は、
強い風の吹く葉山の海より寒く感じられます。
それは、景色がほんとうに冷たいから。
高速道路、たくさんの車、コートの襟を立てて寒さに耐えながら足早に歩く人々、
グレーっぽい色彩。
私もこの中のひとりなんだなぁ。と思うと、自然から見放されたような、
さびしい気持ちになります。

でも、そんなある日、店を訪ねてくれた友人が、
心あたたまるお土産を持ってきてくれました。
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きれいに包装された箱の、持ち重りのする手ごたえに、「美味しいもの」の予感。

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しっかりした箱の中からは、2段重ねの箱が飛び出してきました。
そう、中身は、「わらび餅」。
東京ではあまり口にすることができない、ふるふるのわらび餅です。
餅の分量に対して、たっぷりすぎるくらいの、きなこがついています。
そして、蜜は白蜜。

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京都のわらび餅に負けず劣らず、すばらしい食感。
ふるふると揺れるわらび餅を大胆に3つに分け、
くせのないシンプルな甘さの白蜜をとろりと上にかけて、
むせるくらいたくさんの、きなこをのせて、
「いただきまーす」<合掌>

全員、無言・・・・・。うう、おっ美味しい(心の中)

大好きなスイーツをバケツ一杯食べたーい、という
子供のような欲求が、すっかり満たされた感じ。

ほんとうに、うっとり。
夢見る気分で、幸せな世界に浸りました。

甘いものって、ほんとうに心を暖めますよね。

「わらび餅」は、麻布十番にある、AMANOYA(03-5484-8117)のものでした。
こだわりの味、機会があったら、ぜひお試しください。

なべさん、いつも愛のあるお土産をありがとう。


comments

あやかちゃん
そう、デザイナーN氏のおすすめ。スイーツに限らず、独自の目線で選んだ品々、いつもそのセンスに、感心しています。アマノヤ。お店はまだ行ったことがないのぉ。蜜豆とか、プリンとか、写真では見たのだけれど、美味しそうよね。行きたいなぁ。

  • sae
  • 2008年02月05日 08:34

最後まで読んでいなかった。
やっぱりなべだったんですね。あはは

  • あやか
  • 2008年02月03日 17:25

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  • 匿名
  • 2008年02月03日 17:25

知ってます!
わらびもちに目がない私。
大好きです。アマノヤ。
例の食いしん坊デザイナーN氏に教えてもらって
時々連れて行ってもらいます。
他のスイーツも美味しいですよね☆
あー食べたくなっちゃった。

  • あやか
  • 2008年02月03日 17:24

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