2008年01月 ARCHIVES

富士山を眺め暮らしてきた85歳

先々週の週末、下山口の小さな山の中腹に借りている家の
そのまた上に住んでいる85歳の大家さんが訪ねてきて、
「畳が古くなってきたから、来週中に換えますから」と。

富士山を遠くに望む、この山のこっち斜面の土地の地主である大家さん、
この家の隣から、広がる畑での仕事と
貸している数件の家のまわりの木々の手入れなど、
いつお会いしても、85歳とは思えないくらい元気に忙しそう。
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「このへんは、みーんな、田んぼだったんだよ。
けど、政府が米を作るなっていうから、なくなっちゃったけどね。
今は外国から米入れてるっていうんだから、まいっちゃうよなぁ」
その目には、変わり続けたこの付近の風景が鮮やかに蘇っているようです。

風景は変わっても、大家さんの暮らしは、大きくは変わっていない。
いちにち、いちにちを、丁寧に、きちんと重ね続けている。
この土地は水が豊かなので、大家さんは今も生活のほとんどは、
その湧き水を使うといいます。お風呂も薪をたいて入っているのだとか。

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家の窓からは、遠くに江ノ島が見えます。
富士山まできれいに見えるようにという大家さんのはからいで、
窓の外に並ぶ防風松は、上のほうが切られてる。

昔気質、というのだろう。
貸している家に住む人たちへの心遣いも、
まっとうであり、あたたかくて、ほんとうにありがたいです。

築40年以上という家は、こうして温かい心で手入れされているから、
古いのだけれど居心地がとってもいいです。
古い家に手を入れて素敵に住むのもいいけれど、
大家さんの見守ってきた家のまま、どこか懐かしい古めかしさを楽しんでいます。
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窓の外に緑、まさにツリーハウス感覚。
リスが家の雨どいをかじるので、鳴き声を真似て威嚇します。

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昭和のヴィンテージ家具の店で手に入れた、お気に入りの椅子。

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柱に「立春大吉」という文字が。

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ほかの柱には、こんな文字。大家さんに意味を聞くのを忘れてしまった。
どなたか、この言葉の意味、知っていますか?

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畳をはがした居間。
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職人の方が、手際よく運びこみ、床にはめていきます。
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畳がきれいになって、作業終了。
ありがとうございました。

BEACHスタッフのマリアが、「ドリフターズの家」と呼ぶ我が家。
確かに、昭和の香りがプンプンして、不思議な感覚になる場所です。

*****************

「立春大吉」にちなんで。
「やまねこ食堂」からお知らせがあります。
2月4日立春の早朝、絞りたての日本酒を栃木県の蔵元に入手しにいきます。
旧暦では、一年のはじまりにあたる立春、新しい春の幸福を祈願して、
神社のお祓いをうけて、やまねこ食堂に持ち帰ってきます。
その様子も、またリポートしますね。

詳しい内容は、「やまねこNEWS」で・・・
ホームページがバージョンアップしましたので、
お時間のあるときに見てください。
http://yamane-ko.com


元気でいるために<東京編>

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いちにちの元気の始まりは、朝ごはん。
こんがりと焼いたトーストにオリーブオイルか生絞りの太白ごまあぶらをつけて、
買い置きがあるときは、即席ポタージュをセット。
最近友人からもらった「あけがらし」をトーストにのせることもあります。

*太白ごまあぶらの生絞りは、油好きにはたまらない美味しさです。
 ごま油特有の香りはなく、うまみが濃い。
*「あけがらし」は、ごはんのお供に、ともらったのですが、山形の山一醤油製。

深夜に、ミッドナイトブランチとして、ワインと一緒に食べてしまうことも。
トーストしたパンに目がなくて、何枚でも食べてしまいます。
これは、胃の健康にはあまりよくなさそう。

しかし、
よく、人にも言われますが、自分でもびっくりするくらい、元気です。
体というより、気持ちでもっているところが多いのですが。
仕事でどんなに疲れても、休日はじっとしているより、
動いていたほうが疲れがとれる。
「気分転換」が何より、大切だと思っているからかもしれません。
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一週間の疲れを忘れさせてくれて、新しい自分にリフレッシュしてくれるのは、
サーフィン。・・・というか、海の水に浸かることだと信じています。
だから、波のない日も、海に呼ばれるように、ふらぁーっと海に入りに行きます。
「浄化」と「チャージ」を、海の力が助けてくれるのでしょう。

以前、ハワイで自然の癒しというテーマで取材をしたとき、
ハワイの伝統的な儀式のひとつに「浄化」がありました。
取材する方によりさまざまな方法がありましたが、
あるクム(先生)は、夕方、人気のないきれいな水のビーチで、
私たちのためにお祈りの言葉を唱えてくれたあと、
「海に入り水に頭まで3回もぐりなさい、そしてネガティブな思いを手放しなさい」と言いました。

あるクムは、島の東、海水が最も新しくてきれいな場所で朝日を拝んだあと、
海水を汲んで、飲むことを教えてくれました。

塩を含む海水には、まさにお清めの力があるようです。
塩をまく、というのは日本人の古くからの習慣にもありますよね。

海に行けないとき、なんだかモヤモヤが抜けなかったりするときは、
お風呂にお塩を入れて入ることもあります。

実は、元気の影には、強力なサポートが。
忙しいときは、ほんとうに強い心と体が資本。なんとかして、元気でいるために工夫をします。
どちらのバランスが崩れても、足を引っ張り合うというか、「しんどいなー」という状況になります。

心のバランスは、フラワーエッセンスでフォローできるのですが、
*余談ですが、私のもうひとつの仕事として、
  Dr.バッチのフラワーエッセンスのプラクティショナー(施術者)ということもやっています。
  花のエッセンスを飲用することで、心のバランスを調える、自然療法です。
  そのセレクトと解説、現状のヒヤリングなどをしています。
  ご希望の方には、BEACH葉山のカフェで、セッションも行っています。
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さて、体のほうは・・・
ヨガや太極拳に通って、整えることができたら、理想的なのですが、
そんな余裕がないときに、通っている、というか、頼っている場所があります。
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渋谷から行くと、キャットストリートの入り口あたりにある、
古いマンションの一室に、忙しいときは、週に一度。
体を整えるために通っています。
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お世話になっている、田中先生。

頭がまわりっぱなしで、眠りが浅かったり、
腰痛がでてきていたり、
風邪を引き始めていたり・・・・
ピンチを事前で食い止めるために、
定期的に調整していただきます。
元気の裏のこんな助けがなければ、
週末のサーフィンもままならない。

仕事と遊びの影には、パーソナルドクターあり、という感じです。
先生、いつもありがとうございます。

参考まで、町田で開業している先生の息子さんのHP
http://www.tanakakinsei.jp/


元気でいるために<太極拳編>


先週の日曜日、BEACH葉山の太極拳のクラスにやっと参加することができました。
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2年前に、初めて荒井じゅん先生に出会ったのですが、
そのときは、葉山御用邸前のビーチで富士山を遠くに望みながらという太極拳&気功のクラス。
ロケーションもさることながら、その知識と技術、ていねいな教え方などなど、
そして、なにより先生の明るいお人柄にすっかり惚れ込んでしまい、
藤沢で持っていたクラスにまで、追いかけていってしまったほど、
自分自身が求めていた何かに、「カチッ」とはまったという感じでした。

BEACH葉山でも、去年からスタートしていたのに、なかなか参加できず、
やっと参加しました。嬉しいーーーー
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「ポーズをとるだけでなく、意識で体を動かすこと」
どうして、この動きなのだろうか。この手は何を意味しているのだろうか。
襲ってくる相手の動きを制し、一歩先の攻撃をする手の形。

「太極拳は、武術だから」と、ひとつひとつの型の意味を
ていねいに教えてくださる荒井先生。
優しさのなかに、厳しさがあって、心が引き締まります。
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太極拳経験者のポーズをチェック。はやく、こんなかっこいい型ができるようになりたい。
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クラスの始まりと終わりは、この型で挨拶をします。
「拳を相手に見せて、自分は武器をもっていませんと伝えているのです」と、先生。

太極拳のクラスの最初に教えていただく、気功もあいまって、
クラスが終わるころには、体の軸がしっかりと中心に入り、心も覚醒するという感じ。
心と体のバランスが、きれいにとれた状態かもしれません。
このあと、波乗りにいくと、重心がしっかりしていて、不思議なことに板から落ちないのです。

先生のクラスは、来週、1月27日日曜日の朝8時から、BEACH葉山のクラブハウスであります。
ぜひぜひ、参加をおすすめします。

太極拳にここまで惹かれるのには、いろいろな理由があると思うのですが、
細々とでも続けることで、少しでも身につけることができたら・・・と思います。

加齢とともに、身体能力が右下がりになりつつも、心の力は歳をとるごとに右上がりになる。
力の抜けた強さに美しさのある太極拳は、成熟した心の力が身体能力を上げてくれるような・・・
うーん、言葉で表現するのは、難しい。

まだまだ、入り口に立ったばかりですが、がんばって続けたいでーす。
NYのチャイナタウンで、香港の街角で、
早朝に太極拳をやっていた、おじいちゃんおばあちゃんが、なんだかパワフルだったから。
かもしれません。

早く乗りたいな。

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ふふふっ。
マウイの素敵な思い出はまだまだ続くのですが。。。。
とうとう、手に入れてしまいました。
ドナルドタカヤマのボード。
これまで、レンタルボードで、7’2ftから、9ftまでのいろいろを試してみて、
どれもマウイやオアフの波ではほんとうに楽しく波乗りをさせてくれたのですが、
湘南にもって帰るなら・・・・やっぱり、一番活躍するのは9ftかな。と思い。

HI-TECH SURFSHOPのスタッフ、KANAさんに相談をして決めてしまいました。
すすめられたのは、2枚のボード。
マウイ出身のプロサーファー、NOAH SHIMABUKUROのモデル。

自分で見て、ボードを選ぶのはこれが初体験。
ほんとうに緊張&迷ってしまいます。
サーフィンを始めるときに、最初に手に入れたのは、パタゴニアの8ft。
L.A.に住む友人が、日本に遊びにくるときに買ってきてくれたものなのですが、
サーファーの彼が私にすすめたのは、「ロングのようにテイクオフできて、動かしやすい板」。

しかし、サーフィンを始めたばかりの私が、湘南の小波で乗るには、
ほんとに難しい。「いつか、乗らせてください」と下山口の家の玄関に飾り、
タイフーンの9’1ftを、これもまたサーファーの友人のすすめで購入。

サーフィンを始めて3年になりますが、
このボードには、ほんとうにお世話になりました。
晴れの日も雨の日も風の日も・・・大波、小波も、湖のようにフラットなときでも・・・
海と私をつなぐ存在として、大活躍。愛着もめちゃくちゃあります。

けれど、最近では、波があるときは、8ftのボードを楽しむことができるようになり、
そうなると、タイフーンのボードは、私にはちょっと大きいような気がしてきました。
ボードを「動かす」楽しさが少しわかってくると、テイクオフのしやすいこの長さは大切だけれど、
もう少し、私の体重で操作できる軽さが欲しくなってきました。

と、いうわけで、今回のボートに出合ったのです。
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湘南の波だけを考えたら、実は左のオレンジのボードのほうがテイクオフしやすい、
といわれたのですが、細身でキレがいい、というアクアグリーンのボードにしました。

実は機能もさることながら、もうこの色を見た瞬間に、ぐっときてしまったのです。
ハワイの澄んだ海に似た色。
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そして、そのボードの真ん中にぽっかり浮かんだ、マウイ島。
「Maui No Ka Oi (マウイが最高!)」というローカルの言葉があるのですが、
それを文字って「Noah Ka Oi」というロゴ。ちょっとおやじギャグっぽくもあるのですが、、、

このボードに乗っていれば、いつでもマウイを思っていられそう。
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今は畳の上で、出番待ちです。


葉山の我が家へ、戻ってきました

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Honolua bay<1月2日に乗った波の写真を友人が送ってくれました。マウイが恋しいよ>

「南の島の夢の休日」はあっという間に終わり、
現実の世界に引き戻されるときがきました。

とは、いっても仕事初めが、7日だったので、
週末、葉山で社会復帰のリハビリをしてのスタート。
でも、この週末もとっても楽しかったのです。

2週間ぶりにアウトドアフィットネスクラブBEACH HAYAMAの
クラブハウスに顔を出したら、いつものみんなが、
「おかえり?、明けましておめでとう」と迎えてくれました。
戻る場所があるって、ほんとうにいいなぁ。

日曜日は、お昼からビーチのサーフボードをレンタルしてパドルをしに海へ。
うねりもほとんどない、穏やかな海を気持ちよく漕いでいると、
誰もいない入り江のところに、ヒザ、モモくらいで小さく割れている波を発見。

天気がよくって、空が真っ青で、風が優しくって、水が澄んでいて、
そんなしあわせな空間を独り占めして、小さな波と戯れていました。

パドルボードに乗ったBEACHのメンバーの方々もその後やってきて、
4人で楽しい時間を過ごしました。

夕方、16時からは、「リラックスヨガ」のクラスに参加。
サーフィンでも仕事でも、外に向かってエネルギーを使うことは多かったけれど、
自分の体とじっくり向き合うことをしばらくやっていなかったので、
この時間はとっても貴重でした。
「ヨガをする」というよりは、先生の声に従っていくと、
自然と体がほぐされて、気持ちよく、頭の中も空っぽになって、
リラックスしている・・・というのが、今の私にはとっても必要。
体も心も整って、新しい年の仕事初めに向けて、準備ができました。
ありがとうございました。

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リラックスヨガのクラスが終わり、リラックス&ハッピーなメンバーの方々。
2008年も、仕事に遊びに弾けましょう。。。
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「また、来週ね」とクラブハウスに別れを告げ、東京に帰って来ました。

年末年始 回想録vol.4「みなさんに、ALOHA」

明けましておめでとうございます。
年末から年始にかけて、BLOGのアップができず、
失礼しました。
回想録は、vol.1 から vol.4まで、ありますので、
時間のあるときに、ぜひ読んでみてください。長くてすみません。

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あまりにも無防備に楽しんでしまった4泊5日の南の島。
夕焼けに染まる空を見ながら、マウイから帰るのが名残惜しくてたまりませんでした。
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滞在していたTradewind beach houseからワンブロックの
サンゴ礁でできた白い砂のビーチに夕焼けを見に行くと、
近所の子供たちが集まって走り回り、遊んでいました。

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オーナー、小笠原康人さんの奥様ジュリーさんと、お嬢さんのカイリちゃん。
この土地でのびのびと育ったカイリちゃんの笑顔がまた、いいんですよね。

2005年から2007年まで、編集の仕事やナチュラルヒーリングの勉強を含めて、
ハワイに訪れたのは、今回で11回。
それ以前にも、訪れたことはあったのですが、
自然と親しむことを強く感じ始めてから、
また「波乗り」が暮らしの重要な部分を占めてから、
よりハワイに引き寄せられるようになった気がします。

多くの人が感じている「ハワイ」の魅力。
それは、本来人間がもっていた「自然の感覚」を呼び起こす何かなのかもしれません。

都会に住むことで、鈍くなってしまった感覚。でも、まだなくなっていない感性。
なんとなく「葉山」という町にも、その感覚を思い出させる力が、
潜んでいるような気がします。

寒い成田に到着して、車に荷物をつみ、
すでにハワイを懐かしく思いながら車を走らせていると、
夕日がどんどん西に傾いていきました。
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美しい自然の風景は、ここにもある。
感じる心を忘れないで、新しい年を幸せに過ごしていきたいと、
あらためて思いました。


年末年始 回想録vol.3 「正味4日間の波乗り日記」

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HONOLUA BAY

<2日目の朝>
昨日の夜吹いていた強い風がやんで、
夜明けとともに鳥の声が心地よくなき始める。

ステイしているパイアは、マウイ島のノースショアにあたり、
ウィンドサーフィンのメッカでもあるほど、風がある地域なので、
サーフィンを楽しめるのは、その風が吹かない早朝。

「もしかして」と心を躍らせながらベッドから抜け出すと、
ちょうど、ここTradewind beach house のオーナー小笠原康人さんが
海に連れて行ってくれるから、と友人が起こしにきてくれた。
小笠原さんは、マウイに20年以上住んでいるプロウィンドサーファー。
もちろん、海にまつわるスポーツはなんでもこなす、海人だ。

「よかったね。昨日から波が入り始めたんだよ。
風も止んでるし。今すぐ行けば楽しめるよ」と。

時差ぼけのひどい顔を友人に笑われながら車に乗り込み、
マウイ島の中でも、パワフルな波の立つHO'OKIPA (ホキーパ)へ。
うまく風をかわしていて、大きいところで波は頭オーバー。

ホキーパの水量が多くて力強い波は、巻かれたときのパワーもすごい。
見ているだけでも、「今日は入ってくるな」といわれているような気がして、
足がすくんでしまうほど、おそれ多い海。

「今日の海はなんだか優しいでしょ」と小笠原さんの言うとおり、
海は機嫌がよさそう。
久々のグッドコンディションの波にサーファーたちも
穏やかな雰囲気で、でも真剣に波乗りを楽しんでいる様子。

上手い人たちの集まるところから、少しはずれた人のいないポイントで波を待つこと数分。
いけるかな、と思った波に思いっきりパドルして、すぐにテイクオフ。
次の瞬間、すでに波は大きなうねりを反らすようにほれていて、
一気に滑り降りる。必死にボードをグラブして、とにかくレールをいれなくては・・・・

ふうっーーー。冷や汗をかきながら、なんとか一本を滑ることができたのが、
今日のギフト。そのあと、波が大きくなるのと同時に、人も増えてきて、
あえなく退散。
大きな波に巻かれ巻かれ、岸まで戻ってきました。
しかし、ホキーパに入れただけでも有難く、ハイパーになると同時に、
緊張も解けてどっと疲れが・・・。

<4日目の午後>
マウイに来たら、どうしてもこのポイントを見ないでは帰れない。
そう思うのが、HONOLUA BAY
波質が高く、世界中のサーファーの憧れとも言われるホノルア・ベイに、
ほんとうに大きな波が立つときは、プロ級のサーファーしか入れない、
これまた畏れ多いポイント。

だから、波があるようにと祈りつつも、
「どうか、小さくって、私が入れるくらいの人口密度で・・・」
など、複雑なお祈りをしてしまいがち。

今日はラッキーなことに、インサイドの最後のところで、
肩くらいのきれいに割れる波。
遠い沖のポイントから、大きく美しい波にのってくるサーファーの技に見とれながら、
そのおこぼれを楽しむ。
茶色の岩の断崖と、遠くから届く波のラインナップ、
湾になった岸で大きく手を振るパームツリー。
空と雲と太陽、そして雨と風が、ただただそこにある。

まるで自然の力に見守れらて海に入っているような感覚。
パーフェクトな形で崩れ続ける波に合わせて素早くテイクオフすると、
岸に向かって、心地よいスピードで、長く、長く運んでくれる。
この海に入るたび、改めて思い出させられる不思議な感覚だ。

年末年始 回想録vol.2「夢にまでみた南の島、マウイへ」

「食堂のおかみさん」から一転、年末年始の一週間は、
Natural born Water Girl に逆戻り。
         (Girl というのは、かなり語弊がありますが・・・)

ワーイ、ワーイ、マウイに来ました。(ううっ、嬉し泣き。。。。)
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マウイ島カフルイ空港に着いて車をレンタルしたら、
真っ先に向かう先は「クリスピー・クリーム」
日本上陸で話題だったこの店、マウイでも大人気。
ドライブスルーで、オリジナル・グレーズド・ドーナッツをワンダズン(12個入り)でオーダー。
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運がいいと、出来立てホカホカを味わうことも。
軽くふわっとしているのに、すこーしだけ、もちっとした感じに揚がったドーナッツ、
砂糖のとろりとしたコーティングが絶妙な「至福のおやつ」

12個の輪が可愛く可愛く並んでいます。
もちろん、その場で空けて、ぱくっと食べちゃいます。
ああ、幸せ。。。。。

そして、次に向かうのは、サーフショップ「High-Tech」
サーフボートのレンタルをします。
今回の滞在は、4日間と短いので、小さい波でもリラックスして楽しめる
8'6のドナルド・タカヤマHawaiian Pro Designのボードをピックアップ。

ショップのほうに並んだボードを一枚一枚見て、
充実した品揃えに心を躍らせていると、
あっという間に時間が経ってしまいます。
初日だから、とりあえずは、宿に急ごうと店を出て、
Hana Highwayを東へ15分。
マウイで、いつもお世話になる「Tradewind Beach House」ヘ。
http://www.yasurfmaui.com/
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庭からビーチまで、ワンブロックのロケーションにあるコンドミニアムは、
暮らすようにバカンスを楽しめる場所。

さて、一息つく間もなく、すぐに海へ出発。
島の西側のLAUNIUPOKOで、心穏やかに波乗りをして、フライトの疲れを癒します。
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バーベキューグリルもあるパブリックのビーチパーク。
目の前にほどよい波が立って、子供から老人までが波乗りを楽しめるビーチは、
島の多くの人が、「メローで幸せな場所だよね」と言います。

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お天気にも恵まれて、波乗りをしたあと、夕日が西に傾くころまで、
大きなビーチタオルの上で、見事に爆睡してしまいました。


年末年始 回想録vol.1 「たくさんの笑顔が集まって、無事年越し」

ありがとう。
ありがとう。
ほんとうに、ありがとう。

2007年、一年を振り返って、この言葉しか出てきません。

2007年の大きな波に乗りたいと2006年の年末に決意し、
毎日毎日、ひとかきひとかきとパドルを続け、
目先の小さな波に乗りたくなってしまったり、
自分を見失いそうになったり、
崩れた波に巻かれて、押し戻されたり・・・・、

でも、最後の最後で、大きな波のうねりに合わせて、
なんとかtake offできるかも・・・・
そんな素敵な予感を感じつつ、年を越すことができました。

自分自身を奮起させるために、ときに傲慢になり、
うまくいかないことによって、めちゃくちゃ落ち込み。
謙虚になりなさい、という言葉なき声に戒められ。

そして、今、心にあるのは、「ありがとう」という気持ちだけ。
どれだけ、多くの人、もの、心、自然の力、幸運・・・・に
助けてもらえたお陰でしょうか。

2007年のしめくくり「やまねこ食堂」でのパーティに
集まった笑顔にも、心からの感謝を。
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そのとき、厨房では・・・
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「やまねこ」を影で支えてくださった、
みなみなさまのお陰です。